小野プロ日記の部屋
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2002/2/22  寺脇氏の誕生会、そして親友
  先日、地球ゴージャスの稽古の後、岸谷氏の主宰の元、寺脇さんの40才の誕生会が都内某所フランス料理店で前回のゴージャスの出演者や、この日の稽古に参加してくれた役者が参加して行われた。
いやー久々に長い時間飲んだ。8時ぐらいから朝まで飲んだ。役者で最後までいたのは寺脇氏、岸谷氏、前々回出演した能見達也君、前回の公演で、私と演出助手をしてくれ、今回は出演もする佐藤宏之君、そして今回初参加のACフアクトリーの石倉良笙君だった。くしくも、能見君も石倉君も小野プロデュースに昔、出演してくれている。佐藤君は元SETと言う事もあって、かなり気がねなく飲んで語り合った。
おいしいフランス料理を、つまみにシャンパンから始まって、とっても良く冷えたビール。おいしい赤ワインと飲んだ飲んだ。
自分も岸谷氏も今年38才になる、共に長い付き合いだ。それにしても寺脇氏と出会って18年、彼が40歳になるなんて、二人とも創造もしていなかった。育ての師匠である三宅祐司氏に出会った頃の三宅氏の年を、いつのまにか三人とも越えている。驚きだ。
皆で、寺脇氏の誕生会というより5月の日生公演の、やる気を誓い合う、素晴らしい一夜だった。
そんな中、久々に岸谷氏から嬉しい言葉を一杯もらった。
「おまえは最高の俺の右腕だ」
「俺の事、1番分かってるのは小野なんだよ」
「こいつは、スゲェ努力するんだよ。負けられないんだよ」
「こいつは、いつも熱いんだよ、だから回りを熱くするんだ」
「命がけの舞台、一緒に作ろうな」
などなど。店のシェフやオーナーも呼び付け、私を紹介し、褒めちぎる、かなり酔っていたようだが、嬉しかった。
何時間に渡って多くの言葉を交わしたが、文面にしてしまうと、夢から覚めてしまいそうなので書きません。
ただ私に対する大きな信頼と、さらには変わらない友情の存在を心から感じた。そんな事を確かめる事が出来るなんて、私は本当に恵まれている。嬉しい限りだ。
岸谷氏と下手したら、あんなに多く話をしたのは、何年ぶりかもしれない。それなのに、昨日会って話していたように話が出来る。まるで出会った頃、そのままに。これぞ、絆だ。
彼も言ってくれたが、一生の友人というのは、こう言った者だと思う。
毎日会わないと不安だったり、いつも一緒にいないと愛が確かめられない友人やカップルもいるのだろうが、家族は何処にいても、いつ会っても家族である。友情も愛情も、いきつく所は家族になれるかだと思う。
私は正直、友達は少ない、ただ、広く浅くの友人がいらないのも事実です。友達は作ろうとして出きる者ではなく、自分に正直に、日々一生懸命生きている所を共感してもらったり、こちらも、そんな方に感銘をうけたりして、お互いが自然に引かれ合う物だと思う。そこにはタイミングや出会いの運命的な者も感じるが、そんなに簡単には出会えないのもあたり前です。
確かに一人は楽です、しかし、一人だけでは生きていけないのも分かっています。ここで私が言えるのは、友情も愛情も自分の人生を一生懸命生きて来た証として出会える物です。皆さんも、日々何かに向けて頑張ってください。
そうすれば、素敵な出会いというプレゼントが、きっと現れます。
皆さんが頑張る為の、お手伝いとして、我々も娯楽と言う物を日々探求し岸谷氏の言葉ではないですが、皆さんに喜んでもらえる舞台などを命がけで頑張ります。5月の日生劇場楽しみにしていて下さい。
友人は一日にしてならず、されど、一日の頑張りから友人は生まれる。

話は変わるが、岸谷氏に言われた言葉で痛い所をつかれた言葉がある。
「小野プロデュースの舞台は、俺は好きじゃねェ。小野が逃げてるからだ。お前が1番面白くなきゃ、俺はいやだ。いい本とか、いい演出とかを俺は、お前に求めていない、めちゃめちゃ面白い役者小野に会いてぇんだよ、俺は」
皆に楽しんでもらう事を1番に舞台を作る事を目指している為、自分の役者としての追求を怠り、プロデュースを始め脚本、演出、振りつけなど、総合評価で何とかしょうとしている小野は、正直、役者としての自信のなさが現れているという。役者として逃げてると言い切る。
その通りかもしれない。痛い所をつかれる。そして彼が続ける
「俺は自分のプロデュース、地球ゴージャスで逃げない。最後は役者岸谷で勝負する。命がけでな」
彼の言葉は私にとって誰よりも重い。何故なら、常に実行して見せてくれた長い年月があるからだ。彼と出会って今年で20年になる。
俺に言わせると、もつとも熱いのは岸谷だ。いつも触発される。力が沸く。やってやる〜って元気になる。なんて、いい友なんだ。
若い頃、親友という言葉を、軽はずみに使った。その言葉の重要性や、真実も分からないままに。しかし、今は、自分なリに本当の意味で使える。彼は、かけがえのない親友だ。そう家族なのだ。



2002/2/19  宮崎監督、金熊賞獲得、が、しかし。
  宮崎先生の世界3大大会でのアニメ初のグランプリ受賞。ブッシュ大統領来日より多くの一般誌の一面を飾る快挙。おめでとうございます。
が、しかし、オリンピックの審査員といい、映画祭の審査員といい、正直、本当に純粋に感動を点数にしているのだろうか。いや、点数で表現できる物なのだろうか。宮崎先生の受賞コメント、「実感ないです」「今後の製作に影響は、ありません」「他に、もっといい作品があったんじゃないですか、なんか悪いですね」「アニメの評価が上がったとは思えない。海外では、どうして日本のアニメは暴力的で、イヤラシイ物ばかり作るんだと言われますから」などなど。そんな言葉の数々に、やや、醒めた感じや違和感、さらには先生の事を偉そうに感じてしまったみたいな事をテレビなどのコメンテーターが言っていたが、それは断じて違う。先生は、映画の賞より多くの観客を喜ばせる事に、全てがあるので、今更の映画賞に実感がないのは当然。そして何より、もうコンベンション化してしまったと評判の三大映画祭の賞に純粋な物が、薄れている事を知っている。作る側も、作品のネームバリュを上げるために利用したり、審査員を買収したり、その映画祭に賞を取りやすいような作品を作ったり、映画祭をヨーロツパの映画界が今後の興行を上げる為に商業ベースに完全に利用しているらしい。現にフランスでの「千と千尋〜」は4月から始まる。金熊賞をアニメ界初の受賞で興行主が、がぜん宣伝しやすいに違いない。そう、現段階の賞の存在は監督が考える事ではなくプロデユサーが考える事であるから、あくまで先生は正当な感想なのです。もちろん、その賞を取った事で、見てみようとする方が増える事は、ファンとしては嬉しいのですが。
ここで、ちよっと自分的な話、小野プロも、過去、演劇祭に参加した事がある、あえて名前はあげないが、初参加で準グランプリ、ニ年目が特別賞。有名劇団の中にあって無名の作品の受賞に多くの方が驚いていた。この演劇祭、一般の方が審査する。自称演劇通の方々が。
この言い方、いやらしいが、実際、一般の方は一般なのだが、毎年、同じ方が多く審査員に選ばれる。やや、年齢が高く、芸術性を重んじる方々が。
今までの、その大会では、芝居に笑いが入っていたり踊ったり、アクションが入っている物は、あまり参加していなかったのか、動きのあることに評価が集中した為か、2年連続入賞した。
三年目、実際の高校生を生徒役に教員の話を、ダンスとか乱闘シーンとか、あまりない、いわば小野的ストレートプレイとして出品した。自分的には、かなり斬新な社会作品だった、もちろん、笑い満載の。テーマも、教師が生徒に「おまえ、将来どうすんだよ」という投げかけに「遠い事は分からない、明日の事しか、私にとっては明日も将来だから」とか、「なれるものより、なりたいものになりたいじゃん」と言った普遍的な言葉の応酬だった。ただし、落し物を先生達で分け合ってたり、エロイ先生がいたり、生徒の事を、まったく考えてないサラリーマン的先生がいたり、生徒に舐められまくる新人先生がいたり。リラリティがないと、やや、常識人からは反感を買った。
3回目を迎えてか、小野は何度か運営委員会の新年会や会合に呼ばれて、その席で色々と小野トークをしてしまい大人達に失笑された反面、別の機会で、その集団の若手の愚痴話を聞いたりした。古い体質で、新しい物の意見を聞こうとしない大人達を若気のいたりか酒の肴にしていた。これが良くなかったとは言わないが、例年の審査員達が、とっても怖い顔で芝居を見ていたのを覚えている。当時、小野は芝居には出ていないで客席で、お客様が笑うのが見たくて、舞台には立たないで作る側に専念していた。だから本番の客席で、かなりショックだった。
当然、その年の作品は酷評だった。
毎回、審査員達の率直な意見交流として運営委員会の雑談を箇条書きした物を渡されるのだが、これが・・
「あまりの低俗な笑いに、観客が笑っているのが分からない」「こんな教師はいない」「ふざけすぎ」「教育の世界を表現するには若すぎる製作者達の思い」「安直」「深みがない」「素人を使うとは何たる事だ」「芝居をして欲しい」と言う意見。実は自分の反省を含めて、その用紙を保管してあるのだが、今読んでも笑ってしまう。この上の意見、どう読んでも、審査する事に、いや自分が何かについて語る上において、演劇という物は、こう言う物だと言う概念や法律があるようで、笑いは低俗と決め付け。芝居は真面目に演じる物。さらには、観客と自分の感覚が違う事に疑問視する。冷静に見る、それが審査員という者。それになりきろうとしている一般人。そこに何かズレを感じる。もちろん、私も、イチファンだけが前のほうで笑っている演劇は好きではないが、ライブなのだから、観客の反応も自然に評価に入るはずだし、客観視して批評すれば、分析して審査しているという感覚を楽しんでいるように思える。
うーん、何が言いたいかというと、何とか賞とか、芸術点なんて物が、マニュアル化出きるものではない。オリンピックの審査にしても、問題が山済み。いずれ芸術点が必要な物は競技として消えて行くだろうし、映画祭や演劇祭も、村お越し的興行化されていくだろう。芸術いや、娯楽の振興としてではなく、お祭りであれば、いいのだが興行であるならば、そこに金が動く。古き昔、祭りに楽しそうに喜んでいる人々が集まるのは、心がワクワクドキドキする事によって、日々の生活に元気が出て仕事などに頑張れる、よって生活が豊かになるからであって、その興行自体で生活を成り立たせて行くのは、大きく違ってしまう。これにかんしてはオリンピック招地やワールドカップの合宿地も同じで、目的が違っては、本当に本末転倒だ。
そう言った意味で、小野は、以来、演劇祭や順番を一部の方がつける興行には、誘われても参加しないと心に決めている。
これらの点で、宮崎先生の反応は全て頷ける。賞などいらないのだ。あの作品は先生が、おっしゃるとおり多くの感動をプレゼント出来ている所で成功なのだから。あくまで、娯楽としての作品作りに徹している先生に感動。
ながながとなったが、でも、宮崎先生、おめでとうございます。
先生が、アニメ初とかではなく、いち映画として評価してくれた事に感謝すると言っていたが、同感です。
小野にとって昨年の娯楽の中で至極の一品だった事は言うまでもありません。2004年の次回作に、今から期待しております。
そして、自分も、そんな作品を目標に日々努力をしてまいります。
宮崎先生、ありがとうございます。そして多くのスポーツ選手にも拍手。連日感動を、ありがとうございます。

2002/2/14  清水選手の笑顔が見れて良かった
  冬季オリンピックで日々、泣き笑いしている世界中。戦争が続いている事などを忘れてしまっている。いや、忘れているわけではないのだが、新聞やマスコミも、ちゃんと報道して欲しいな。あれだけの事を風化するには早すぎる。とは言っても、選手達は、我々に元気を与えてくれる。それについては◎。
昨日の朝も清水選手が銀メダル獲得直後のNHKのアナウンサーの質問のセンスの無さに泣けてきた。確かに0.003秒の差に悔しく厳しい表情の清水さんに掛ける言葉の難しいのは分かる。しかし、色んな事態を想定して質問を用意しておかなくてはいかん。国営放送なのだし、数少ない生放送のチャンスなのだから。それを「今の気持ちは」とか「銀でしたが、何を考えてますか」みたいな質問。悔しいの一言しかでないに決まっているし。言い方も、状況に飲まれてしまって感情もないし、質問も後が続かない。まったく。
その点、共同質問の時のフジテレビ笠井アナウンサーの「この結果に、笑顔は出ませんか」という、言葉選びの良さと優しい思いやりのある言い方に感動。清水選手も初めて笑った。のちに民放各社が流しているコメントは、全て、その一言の後の物だ。愛ある素晴らしいジャーナリストの腕を見た。感動。
ジャンプは、残念な結果だったが、長野が終わって、スキー板の長さの規定が変わった所で、ちよっと競技を知っている方は、やや風に期待した所があった。
長身の選手には長い空気抵抗が良い板が使えるという体格的に不利な条件に減量作戦で挑んだ日本。本当に、ご苦労様だ。
バレーボールのルールとかも、そうだったけどアメリカのオリンピックの前には、色々とルール変更がある。あれは何か大きな力を感じてならない。アメリカの愛国心というか、自分中心でありながら、それをエンターテイメントしてしまう押しの強さに、ちよっと違和感を感じてしまう。まあ、この感情も日本人の血からくるものなのか。けして正論ではないのは分かっているが、色々な場面でアメリカを否定する方がいるは理解できる。うーん、娯楽大国だからしょうがないのかな。
話は変わるが、ここの所、試写を始め、映画を割りと見た。あくまで、私の個人的感想と、見終わった後の帰る観客の顔の分析。
ちなみに、私は芝居は生、映画は映画館が信条。
どうしても見逃してしまったり、後から評判を聞いたりしたもの以外は必ずと言っても良いぐらい、映画館で見る。映画はビデオで見るために作られた物ではない(邦画では、そう言ったのもあるらしいが)
「ハリーポッター」は、原作の世界観を精一杯表現しているが、やはり、あのドラえもんの不思議なアイテムとピカチューの想像の動物たちと、さらには金田一君の事件簿のサスペンスまで加わったような完璧な娯楽本に太刀打ちできるはずがない。本は3巻が1番好き。でも、もういいかな。4巻はラブロマンスらしいし。子供達やカップルは大喜びでした。
「ラットレース」ザッカーの作品は基本的に馬鹿馬鹿しくて好きです。アトキンソンもビデオは全部持っているほど好きですが、大作の中にあって、テレビの2時間ドラマ風チープさは、いやな人はいやかな。会場は、あまり笑っていないようだった。
「息子の部屋」は、やはりカンヌのプルマドールらしく、地味。淡々。好きな人好きなんだろうが私は得意じゃない。人間としてダメなのかな。うーん娯楽が好きなので、すみません。昨年の最優秀の「ダンスインザダーク」は、モダン系ミュージカルを融合していたので、カンヌらしくなくて、感動したのですが。失敗したっと言っていたカップルは、カンヌで賞を取った映画を見た事がないのだろう。
「ワサビ」はリックベッソンの製作する、作品は、良かったためしがない。ジャンレノが、あんなに薄っぺらに見えるなんて。グランブルーやレオンは、一体何処へ。広末がねーって女の子が言っていたが、彼女に何を期待しているのだろう。フランス語を、ちゃんと喋っていて、設定に忠実に頑張っていたけどなぁ。あれで怒ったら、ぽっぽや、とか秘密なんて見られないぞー。関係ないけど秘密は死ぬほど泣いたのを覚えている。小林薫がたまらないんだよ。おじさんには。
「千年の恋」
綺麗な人も、そうでもない人も一杯出ていた正月映画。ごめんなさい、この手の映画にコメントないです。吉永小百合は変わらないね〜って言ってたけど、あんなに変わらないのって可笑しいよ。秘密知りたいなぁ。
「オーシャンズ11」こっちの方が豪華お正月映画。評判はよくないが、20年近く前の作品のリメークだと言う事、さらに、ソダバーグ監督のコメント、血を流さない、誰も死なない犯罪ドラマは、今の世にとってファンタジーだ。という2点で合格。ルパン三世みたいで楽しかった。みんな楽しそうに見てたけどな。
「無問題2」絶対に見にいかなくて良いです。観客を舐めている。ユンピョウの全盛を知っている方は死んでも見ないて下さい。皆失敗した、もしくは、招待券で来たから、しょうがないかぁって顔でした。
「ソウル」ホワイトアウトの香港版。日本では出来ないという火薬の多さが豪華に見えるが、韓国映画の男のドラマとしてはJSAが断然良い。
「助太刀屋助六」真田さんは、必殺4といい、写楽といい、時代劇が本当に似合う。岡本喜八のユニークな感覚が時代にあってきたかも。真田さんのアクションも健在。40過ぎなのに本当に凄い人だ。
「化粧師」大正ロマンの時代背景って、とっても良いと思う。躍進の文明開化の明治が過ぎ、とこか、日本が、ほっとしている時代だったのではないだろうか、そんな中、不思議な設定が数多く想像出来るのだろう。どっちが先か、しらないが、漫画の方が面白い。
漫画と言えば「生存」という漫画がNHKで月曜日4週にわたってドラマ化しているが、断然、漫画の方が面白い。全3巻なんですが、読んで下さい。本当に映画を見ているような展開に何度となく涙します。ここ何年かで最高の劇画です。
「コンセント」最近の邦画の得意なパターンのサイコスリラー。中原監督は、スマッシュヒットを飛ばすが、これはどうでしょう。私は恐かった。
「ピアニスト」これまたカンヌ3冠。リアル。とにかく、リアル。摂待に、横にいても声、聞こえないぐらいリアル。切ない切ない愛のドラマ。フランス映画は、どうして禁断の愛とか、不倫みたいのが、美しい愛として表現されるのでしょう。うーん。
「ターンAガンダム」ガンダムは、最初の3部作を超える物はありません。力は入っていますが。この手のアニメは、3月公開パトレイバー3が楽しみです。あと、のび太とロボツト王国も楽しみ。
「ロードオブザリング」凄いんだけど、3時間は、どうでしょう。三部作らしいけどもう、おなか一杯かも。
「地獄の黙示録、特別完全版」こちらの3時間は大丈夫だった。最後の有名な台詞の訳詞が変わった。この時代だから、こそ、この映画、一度は、戦争をしらない大人達に見ておいて欲しい。
てなところで、今日はここまで。今週と来週は友人芝居が一杯。
面白いと、いいなァ。切望。
あっこの場で、チョコレートを下さった皆様、気を使って頂き本当にありがとうございました。





2002/2/10  ホームページトラブル
  突然、困った事になりまして、皆様には大変ご迷惑をおかけしました。
前、製作をやってくれていました、多田チャンに助け舟を出していただきました。彼女にダメ元でメール打ったら、即座に直してくれました。本当にありがとう。今度御礼するね。というか、良い友人を持った。1年近くも逢っていないのに。本当に嬉しかった。そうそう、昨日、声優の関と、半年ぶりに、ちよっと話す、さらには、いよいよ、地球ゴージャスの打ち合わせや稽古が、間も無くなので、2ヶ月ぶりに、寺脇さんや、岸谷に会う。いっつも思うのですが、彼等と会うと、久しぶりという気がしない。友人というものは、そう言ったものなのではないだろうか。毎日会っているのが友達ではない。いつあっても、昨日逢っていたかのように思える。それが友人だ。
その代わり、逢っていなかった時間分、友人に常に新鮮に感じてもらう自分の日々の成長を自然に伝える。それが出来れば一生の友人だ。そう思いませんか。
ソルトレークシテイのオリンピックが始まった。
誰かが長野とたいして選手が変わらないので楽しくないと言っていた。
馬鹿を言うんじない、彼等は、スポーツ選手としては、とっても長い4年もの間、大変な努力と精進で頑張った結果で、あの晴れ舞台に立っているのだ。外野は黙ってろ。怪我に泣き、年と戦い、人々ら感動を与える為に命を削っている。正直、いいプレーを見せてくれるだけで金メダルだ。もちろん、彼等にとってメダルという形が欲しいと思う。
我々が、アンケートを必死に読んだり、掲示板を覗きまくったりするのは、やはり、褒めていただきたかったり、自分の生きてきた証を確認したいという心があるからだろう。そう言った意味では、願わくば、メダルを手に微笑んで欲しい。まあ、誰がメダルをとっても、何処かの国の誰かが、ガッツポーズをしているのだろうから世界規模では誰がメダルをとっても喜ばしい。やはりスポーツの祭典は、本当に素晴らしい。その点においては結果のある演劇は完敗。ただ、皆様に結果に行くプロセスを楽しく感じてもらったり、そして一瞬でも、ドキドキワクワクしてもらう事が我々に課せられた唯一のチャンスなのだろう。我々、演劇人も頑張る方法は山の如しだ。
それにしても、前回の芝居の台詞で書いたが、悲しい涙は思い出して流せるが、感動した時の嬉しい涙は、その瞬間にしか出ない。思い出しても、その感動はない。スポーツが、それをかなり実感させてくれる。
今年も頼むぜ、里谷、清水、その他のアスリート達よ。
スポーツ選手を、うらやむばかりではなく、我々も感動を与えることができるはずである。芝居だけではなくイベントなどでも。イベントと一口に言うがなめてもらっては困る。本気の力には、必ず、何かが動く。誰にでも、そんなチャンスがある。飲み会の幹事だつたり、日々の仕事だったり。
たとえば、コンビニの、おねぇさんが素敵な笑顔で、「毎度ありがとうございます」と言ってくれただけで、また、この店にこようとなるのも人である。デフレスパイラルに踊らされる事なく素敵なサービスや接客で、商品を買いたい。百円で手に入るからと、愛想もなく、やる気もなく、露骨に自分の店の商品を愛していない、袋に突っ込む態度を見ただけで百円ショップを私は否定する。
私が、よく酒の肴を買う魚屋さんの、女将さんは、トークが絶品です。
昨日も、どの刺身にしようか、悩んでいると「魚屋で、あんまり長居すると風邪引くよ」と軽いジャブが入る。そして私が「じゃ、その刺身盛りを下さい」というと、「何個?」と聞く。もちろん、2つも買うような量じゃないので「えっ」というと「ああ、1つだよね。一応、確かめないとね、ぎゃはは」と帰してくる。私も負けじと「なら、ふたつもらおうかな」と言うと「乗りいいね、嬉しい、おにいちゃん、粋だね」と言うので、すかさず「いいえ、帰りです」と言うと「おにいちゃん、それ、もらっていいかな」と帰してくる「どうぞ」と即答すると、「サンキュー」と言いながら買った刺身盛りに鯵の叩きを追加している、それを横目に「ありがとうございます」というと「なにが」と答える。もー嬉しい。こんな買い物が出来るなら、ちと高くても買う。そうは思いませんか。
ビール党の私は発泡酒は飲みません。ビールだって出きる事ならエビスです。色々な事情はあるでしょうか、安いからいいかでは、いけないのではないでしょうか。そんな感覚だから雪印みたいな、小銭浮かせる為に姑息な、モラルを度外視した行動が現れるのです。流通を制した大手が、どんな価格破壊をしても、美味しい物を、よりよいサービスで口にする。おいしさに必ずプラスが乗ります。これ間違いない。昔から安物買いの銭失いって言葉があります。安い物が悪いとは言いません。ただ、人が介入して多少の料金が加算されるのは、あたり前です。機械が物作るのはしょうがないですが、販売や、娯楽は、なるべく体温の感じられる物を私は評価します。いや、好きです。
接客と言えば、家から1番近いビデオ屋にヘロヘロQカムパニーの御客さんが店員になりました。この間、「いつも見ています」と声を掛けられたのですが、困った。私も40前の健康な独身男性です。いささか、エッチなビデオも借りる事があるのですが、正直、借りられない。
芝居で「生きろ〜とか、前向き〜に、なんて言っても、この人も単なる親父なのね」って思われている気がして。恥ずかしい。
下らない話だが、個人的に困った問題なのは事実である。
モーグルの決勝が始まったので、今日は、ここまで。

2002/2/2  元気をもらう。
  本日、友人がいけなくなったと券をもらい、三鷹の森ジブリ美術館に半年ぶりに行った。変わった所は全館撮影禁止になっていた事。そのお断りの文面は「目で見て思い出として持ち帰って欲しい」全く持って共感。ビデオや写真で撮るのって記憶に残している様で記録になってしまうので、後で見ても、つまらない。ロケーション的に、撮りたい場所はポストカードになっているから、それ買えばいいし。屋上庭園が、やや荒れていた事とスタッフが二人ぐらい雑談していた事意外は、やはり最高だった。元気が貰える場所だ。時間的に午前中しかいられなかったが、楽しかった。前にも書いたがトイレが静かで、居心地がよく、何度も入ってしまった。はたから見たら絶対、変な奴である。そういえば、お客さんの中に、自分の事を僕という女の子が多くビックリした。3、4人ではなく、10人単位でいた。魔女の宅配便のジジの影響か。混雑は、それほどでもなく、10時に入って、30分ぐらい店舗で、グッツをみていれば、ギャクに順路が空くので、ジックリ楽しめる。全作品の絵コンテ集を、昨日は「天空の城ラピュタ」「ナウシカ」を読破。やはり絵コンテはアニメの脚本だけあって感動が一杯。つまらない事だが、宮崎監督はラピュタではなく、ラヴュタと書いている事を発見。さらに、千と千尋の初期のストーリー煙突のリンの走り書きをジックリと読む。大震災の遭った、東京の世田谷の銭湯の話。プロットだけでは、なんとも変な現実が浮かんで、たのしそうではなかったが、あれが宮崎マジックで感動巨編になったのだろう。とにもかくにも元気がもらえた。
そういえば、パナソニックの先週の渋谷ジャックは最高に盛りあがった。そこで、俺はスタッフに小野マジツクの、お蔭といわれたが、嬉しい一言だった。褒められるのは本当に嬉しい。
そうそう、キツのポソコンが治ったので、また、色々と話しが見れる。
前に、久々に合ったら綺麗になっていたので春が来たようだと、ここで書いたが、なんでも、真冬らしい。さらに、会社やめたい病と戦っているらしい。何故か、そんな話しも元気になる。自分は、仕事などに恵まれているし、いいチャンスが、一杯あり、楽しい物を沢山見れる。さらには、多くの方と色々と話が出来る。頑張らねばと元気になる。
先日、ナンジャタウンの上司と、しこたま飲んだ。パークの大変な現状を楽しげに前向きに語る姿に感動した。世間のパークは、予算的に、どんどんショーから削減して行く。かろうじてナンジャタウンでは、ステージをさせていただける今を大切に、力いっぱい頑張らねばと心に誓う。とはいっても、3月〜3ヶ月離れるので、又、今週から強化月間で斎藤達に頑張ってもらう。明後日の3日は色々な所で節分のイベントです。ナンジャタウンでも3時から神社で豆まきです。年男、年女の方々良かったら来て下さい。
さらに、昨日、ひさびさに44北川と飲む。彼が、しきりに、元気をもらった。今日は最高だと語る。俺こそ、奴と飲めて元気が貰えた。「貴方の背中を追って頑張っています」という言葉には心底ふるえが来た。
自分が頑張ってるなと思っている男に、そんな風に言われると、自分の人生も、まんざら、無駄ではなかったと、ほくそえむ。
話しの中でユニバーサルジャパンで働く谷内の話が出た。奴は、本当に頑張っているらしい。全体のリーダー格でキャストを引っ張っているそうで。そこでも、ナンジャタウンでの経験が原点だと言ってくれている。彼の夢は、本場のユニバーサルでパークのアクション監督になる事を目指して頑張っているらしい。夢は必ず叶う。目指せ一億円プレーヤー。ユニーバーサルジャパンに行った際は、ウォーターワールドで谷内。ワイルドスタントでは、湯田。ビュートルジュースをやっている瀧口。共にナンジャタウンで頑張っていた男達を是非見つけて欲しい。
3月の20日〜新宿の107でやる舞台の台本の直しがあるので(先日3日で書いてくれと頼まれた奴)今日は、本当に日記みたいに、なんてことない話になってしまったが、これにて終了。ともあれ、最近の教訓、良かった物は褒めよう。絶対に元気になる。周り巡って自分も元気になれる。これ実感。

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