| 2002/11/30
<H2Aロケット>鯨生態観測衛星を乗せ宇宙に 千葉工大で開発 |
約100人の学生の夢が詰まった手作りの鯨生態観測衛星が14日、H2Aロケットに乗って宇宙に飛び立つ。千葉工業大の林友直教授(74)のグループが開発・運用する「観太(かんた)くん」。学生たちは製作費を圧縮したり、鯨に付ける発信機の発電用に独自のシステムを開発するなど知恵を絞り、さまざまな工夫を重ねた。一大学が本格的な人工衛星を持つのは初めてだ。構想から10年。宇宙はもうすぐ手の届くところにある。 衛星は一辺50センチの立方体。重さ50キロで、環境観測技術衛星「ADEOS2」(3.5トン)と宇宙空間に旅立ち、高度800キロの北極と南極の上空を通る円軌道に投入される。鯨につけた観測器(長さ約50センチの円筒形)から位置などのデータを受けて大学に送信する。 林教授は当初、このシステムを海難救助に利用しようと考え、旧運輸省などに売り込んだが、採用されず、代わりになぞの多い鯨に目をつけた。「行動範囲が地球規模。観測には人工衛星が一番適している」からだ。 92年、電気、機械、建築などの学科の学生約20人で研究を始めた。98年、宇宙開発事業団がロケットの余剰スペース活用で公募した“相乗り衛星”に選ばれた。 ところが難問は山積していた。旧文部省から3億円の補助金が出たが、50キロ程度の衛星は通常、数十億円必要で、とても足りない。大量生産の汎用部品の中から宇宙環境に耐える物を探し回って集め、約8000万円で完成させた。補助金の残りは大学屋上に受信用アンテナを建設するなどして、ほぼ使い果たした。 また、鯨の泳ぐスピードを利用してプロペラを回して発電し、電源を賄う「鯨発電機」の観測器を製作。水族館でイルカに取り付け、最も発電効率のいい形状や位置を探った。さらに鯨の種類ごとに皮の硬さが違うため、実際に3種類の皮を入手して実験を繰り返し、観測器をうち込む最適なスピードを種類ごとに割り出した。 宇宙にあこがれ、毎年10人前後の学生が林教授の研究室に入ってきた。電子工学科4年の矢野滋万さん(24)は「一つ一つは地味な仕事だけど、それが大きな成果に結びつくから感動的」。伊藤裕介さん(23)も「自分が宇宙にかかわれるなんて、すごくラッキーです」と最終調整に追われている。 14日午前10時31分。学生たちは大学に設置される大型モニターで打ち上げを見守る。 【西川拓】(毎日新聞)
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| 2002/11/29
高円宮さま「斂葬の儀」しめやかに |
今月21日に47歳で亡くなられた高円宮さまの本葬にあたる「斂葬(れんそう)の儀」が29日、東京・文京区の豊島岡墓地で行われ、午前中は「葬場の儀」がしめやかに営まれた。喪主で妃殿下の久子さまと3人のお子さま、皇太子ご夫妻、両親の三笠宮ご夫妻ら皇族方のほか、親族、小泉首相ら三権の長、各国駐日大使など814人が参列した。午後は、新宿区の落合火葬場で火葬の後、納骨、埋葬にあたる「墓所の儀」が同墓地で行われる。 港区元赤坂の赤坂御用地内の宮邸では午前9時から、「霊車発引(れいしゃはついん)の儀」が行われ、柩(ひつぎ)を乗せた霊きゅう車など13台の車が宮邸を出発。葬列は、高円宮さまが勤務されていた港区の国際交流基金前や宮内庁職員が整列した皇居前をゆっくりと進んだ後、9時半すぎ、同墓地正門に到着した。 雅楽の葬送曲が流れる中、車は会場奥の葬場まで坊城俊周(としかね)・司祭長らが先導する徒歩の列に導かれて進み、久子さまやお子さま、皇族総代の三笠宮寛仁さまご夫妻が続かれた。車は、皇太子ご夫妻ら参列者に迎えられた後、柩が車から移され、葬場に安置された。 「葬場の儀」は午前10時に始まり、衣冠単(いかんひとえ)の祭服を着た坊城司祭長が高円宮さまの略歴や業績、亡くなるまでの経過などを織り込んだ祭詞を大和ことば(古語)で読み上げた。 この後、拝礼に移り、天皇、皇后両陛下のお使いの渡辺允・侍従長らが進み出て玉ぐしをささげた。次いで、久子さまも玉ぐしをささげ拝礼。3人のお子さま、皇太子ご夫妻ら皇族方、親族、小泉首相、スペインのクリスティーナ王女らが続いた。 午前11時40分すぎからは、一般拝礼が始まり、荘厳な洋楽の調べが流れる中、多くの人々が列を作った。また、葬列が宮邸から同墓地に向かった沿道では、約2000人(警視庁調べ)が最後のお別れをした。 今後は、30日に「10日祭の儀」が営まれるほか、「1周年祭の儀」まで、50日目、100日目などに節目の儀式が行われる。(読売新聞)
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| 2002/11/28
同時テロ |
<ケニア>同時テロでホテル大破 イスラエル機にもミサイル
28日午前8時(日本時間同日午後2時)ごろ、ケニア南部のモンバサ郊外に四輪駆動車が突入し、爆発した。少なくとも宿泊客ら12人と犯人3人の計15人が死亡、80人以上がけがをした。また同時刻ごろ、モンバサの空港を離陸したイスラエルの航空機に向け、2発の地対空ミサイルが発射されたが、直撃を免れた。(毎日新聞)
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| 2002/11/27
クローン胎児の妊婦1月に出産&査察開始 |
[ローマ 26日 ロイター] クローン技術による胎児の妊娠を発表したイタリアのセベリノ・アンティノリ医師は、妊婦が1月に出産する予定であることを明らかにした。 同医師は記者会見で、「経過は順調だ。問題はない」としたうえで、自分自身について、この計画に「科学的、文化的な貢献をした」と述べた。 妊娠している女性の国籍や居場所については明らかにしなかったが、胎児については、現在2.5キロから2.7キロで、「非常に健康」だ、と述べた。 同医師は5月に、3人の女性がクローン技術によって妊娠しており、それぞれ妊娠10週、7週、6週目だと発表していた。 同医師はこの際に、3人の居場所を明らかにしなかったが、1人はイスラム教国にいる、と述べていた。(ロイター)
<イラク査察>国連査察団が軍需工場などで活動開始
【バグダッド小倉孝保】国連安保理決議1441に基づく、国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)と国際原子力機関(IAEA)による対イラク大量破壊兵器査察活動が27日午前8時半(日本時間同日午後2時半)から始まった。査察団は同日、数班に分かれてバグダッド近郊のカーボン工場などを査察した。国連によるイラク査察は、98年12月以来4年ぶり。イラクは当面、査察に協力する構えだが、今後、査察が本格化するにつれ疑惑施設への立ち入りに難色を示すことも予想され、緊迫した査察が続くことになる。 査察官17人などで構成された査察団は27日、本部のあるバグダッド東部のホテルを約10台の車に分乗し出発。UNMOVICが南西部ファルージャにあるカーボン工場を、IAEAがバグダッド北東部アルラシャドにある軍需工場を査察した。IAEAは約3時間で査察を終えた。 ファルージャの工場は以前に査察を受けた施設で、残していた監視装置の点検などを行ったとみられる。UNMOVICは生物・化学兵器と弾道ミサイル関連を、IAEAが核関連の査察を担当している。 IAEAのフレミング報道官は査察開始にあたって「強い決意で臨む。順調にいくよう願う」とのコメントを発表。アナン国連事務総長もフランスのラジオのインタビューで「よいスタートが切れる準備はできた」と話した。 査察現場には多数の報道陣が同行したが、立ち入りは禁じられ、内容も公表されていない。 一方、イラク側はこの日、査察に協力する姿勢を見せ、トラブルはなかった。しかし「査察はイラク攻撃の口実」との批判は続け、大統領宮殿など一部施設への査察に難色を示しているとの情報もあり、今後、査察団との対立も予想される。 今回は、従来の査察(91〜98年)に比べ、かなり進歩した機器を使っており「事実解明を期待できる」(査察団)と自信を深めている。また、主に抜き打ちで査察を行い、必要なら査察対象施設周辺を立ち入り禁止にする。 今後、査察団を約100人に増やしてヘリも導入、衛星写真も駆使して、大規模施設や地下施設も査察する。査察団は査察開始から60日後の1月末までに、国連安保理に報告書を提出する。イラクに国連安保理決議への「重大な違反」があれば、安保理はイラクへの武力行使を認めるかどうか判断することになる。(毎日新聞)
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| 2002/11/26
おとり捜査 |
<覚せい剤>おとり捜査で薬物販売のイラン人4人逮捕 警視庁
警視庁と渋谷署が、東京都渋谷区の繁華街で捜査員に覚せい剤を販売したとして、イラン国籍で住所不定、無職、アリレザ・アハマビ容疑者(32)ら同国籍の男4人を覚せい剤取締法違反(営利目的譲渡)容疑で現行犯逮捕していたことが分かった。警察官が覚せい剤の買い取り役になるおとり捜査は、警視庁では2回目。(毎日新聞)
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| 2002/11/25
中高一貫&窓ガラス&イチョウ |
<中高一貫校>名門復活へ課題山積 公立で相次ぐ開校
「名門復活」をかけて、全国で公立の中高一貫校の開校が相次いでいる。東京では、都立九段高校(千代田区九段北)が、06年度に区立の中高一貫校として生まれ変わることが決まったが、「伝統校のカラーを守れ」と、在校生、卒業生が反対の声を上げている。進学実績で私学に大きく引き離された都立高は11校が中高一貫となるなど、全国で89の公立校が開校する。「雨後のタケノコ」のように全国で誕生する公立の中高一貫校には課題も多い。 【小平百恵】 ■伝統は継承できるか 都教委が九段高校の区への移譲を決定したのは10月24日。新聞報道が先行していたことから、在校生やPTA、卒業生は正式決定までに約3万2000人分の反対署名を都教委に提出している。在校生や保護者にはその後校長から伝えられたが、「決定までに十分な説明がなかった」と反発を強めている。 九段高校は24年、「第一東京市立中学校」として設立した男子校でバンカラな校風が残る。伝統行事の遠泳は、男子はふんどし姿でOBや同級生と心を通わせ、隊列になって限界に挑む。後輩にも同じ経験をと、若い卒業生が行事を手伝い続けてきた。 都はこうした伝統行事の継承を移譲の条件としたが、今月13日に都教委の担当者から説明を受けた女子生徒(16)は「都や区の人たちは、学校名や校章、行事が残ればいいみたいに思っている。先輩から受け継がれてきた九段のカラーがなくなってしまうのでは」と、「九段魂」にこだわる。 千代田区教委の三柳鉄雄次長は「伝統継承には最大限努力したい。高校も中学も開校時に上級生がいるのはメリット」と不安の払拭に懸命だ。 ■ゆとり教育か学力重視か 中高一貫校は学校教育法の改正で99年4月から公立の設置が可能になり、文部科学省は国公私立合わせて全国500校での開設を打ち出している。公立では現在50校で設置され、03年度以降に計画中を含めると89校に上る。 宮崎県立五ケ瀬中高のように個性的な学校が先行して開設され、その後、伝統校が一貫化を目指す例が増えている。背景には、進学実績で私学に押され気味になっている公立の危機感がある。文科省は「高校受験がないゆとり教育」を掲げ、受験競争の低年齢化を招かないよう公立中入試には学力テストを禁じたが、岡山県立岡山操山中高(1900年旧制中として創立)は今春開校した中学の入試に算数・理科の応用問題を出題した。 都立高は区立となる九段高校を含めて11校が8年以内に中高一貫に移行する計画で、このうち9校が、小石川、両国、富士高校などの旧制中学。名門復活にかける同窓会やPTAの期待は大きく、両国高校は実施が1年前倒しになった。 一方、国立や私立校の厳しい現実も見えてくる。 国立大学の付属中学は文科省の施策に志願者数が左右される。学習内容が削減された新学習指導要領が完全実施された今春は、カリキュラムの減少で学力が低下すると保護者が考えたために志願者は軒並み減少した。 私立では来春、2校が高校単独に戻る。最初に決断した成徳学園(東京都世田谷区)は、92年に生徒40人を募集したところ志願倍率が2倍以上となり、80人が入学した。ところが10年間減り続け、今春の志願者は定員割れの十数人。田中エイ二(えいじ)校長は「1年目は予想以上の生徒が集まったが、以降は募集に苦労した」と振り返る。 中学受験に詳しい受験雑誌「進学レーダー」の井上修編集長は、「経済的な負担を覚悟して子供に中学受験をさせる保護者は、学校を見る目が厳しい。『国際理解教育』『少人数授業』といったうたい文句だけではだめで、授業や学校生活の魅力を具体的に示さないと納得しない」と中高一貫校の置かれた厳しい現実を指摘する。 ◇ ◇ 教育評論家の尾木直樹氏の話 最初は個性的な中高一貫校が多く、評価していたが、世間の学力低下論と「できる子」を伸ばすエリート教育論の強まりで、事態が急変した。21世紀型の学力をつける十分な議論がないままシステムが先行し、旧来型の受験エリート養成校を作ることにならないか懸念している。 ◇ ◇ 全国初の中高一貫教育校、宮崎県立五ケ瀬(ごかせ)中等教育学校(宮崎県五ケ瀬町)は今春、中高一貫として3回目の卒業生38人を送り出した。浪人4人を除き、全員が大学や短大に進学。早稲田大、名古屋大など有名大進学者も。高校に相当する4〜6年のカリキュラムは普通科高校とほぼ同じで、県教委は「順調な実績ではないか」と話している。 豊かな自然の中で子供を育てようと94年4月、熊本県境の山間部に五ケ瀬中、五ケ瀬高としてそれぞれ開校。99年4月に「中等教育学校」に移行した。1学年1クラス40人が定員で、現在は237人が在籍。全寮制で生徒は校舎に隣接する寮で寝起きする。週2時間程度、地域文化や自然環境の学習を継続。お年寄りから教わって作ったわらじをはく「わらじ遠足」や野菜作りで、住民との交流も盛んだ。部活動も「神楽部」のように郷土芸能に取り組むユニークなものがある。 宮崎県央の佐土原町出身の3年、笠輝明君(15)は「初めて親元を離れてなじめなかったけど、友達ができたら楽しい学校になった」と話す。 一方、志願者は年々減少し、開学時の423人が00年春から200人を割り、今春は196人と半分以下に。土持昭達校長は「多くの生徒は生き生きと学校生活を送っている」と話し、県教委も「志望動機が明確な子どもだけが志願するようになったためでは」と分析。当面、教育内容を見直す予定はないという。 【奥田伸一、椎葉昭夫】(毎日新聞)
戸建て侵入盗の4割、窓ガラス破る=官民合同の防犯会議で警察庁
警察庁と国土交通省は25日、住宅メーカーや鍵業者の団体などと、侵入盗に強い住宅の開発・普及対策を検討する第1回の官民合同会議を開催した。同庁の吉田英法生活安全企画課長は、昨年1年間に起きた戸建て住宅の侵入盗の約4割が窓ガラスを破る手口だったことを明らかにし、防犯性の高い建築部品の開発、普及が急務であることを強調した。 (時事通信)
<イチョウ>健康食品に皮膚などに障害起こす物質を検出
国民生活センターは25日、イチョウの葉を使った健康食品の中に、皮膚や消化器に障害を起こすアレルギー物質「ギンコール酸」を検出した銘柄があった、と発表した。国内では食品として扱われ、医薬品規格がない。同センターは「品質にばらつきがあり、成分や注意表示がないものもある」と注意を呼びかけている。 同センターによると、ギンコール酸は、葉と外種皮に多く含まれ、製造過程で除去しなければ高濃度で残存するという。イチョウ葉を粉砕し、茶として使った商品の中には、本来の効能成分がほとんど含まれず、ドイツの医薬品規格を大幅に超えるギンコール酸が検出されたものもあった。 イチョウ葉を使った食品は増加傾向だが、92年以降全国の消費生活センターに104件の相談が寄せられた。皮膚や消化器官への障害の相談が22件あったことから店頭や通信販売などで売られている商品を検査した。(毎日新聞)
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| 2002/11/24
初適用 |
<暴走族追放条例>少年らの集会に中止命令 広島市が初の適用
広島市は、同市中区新天地の公共広場で「特攻服」で集会を開いていた約60人の暴走族グループの少年らに対し、広島市暴走族追放条例に基づく中止命令を出した。さらに広島県警広島中央署は、命令に従わなかったグループのリーダーの男1人と少年2人を同条例違反の容疑で現行犯逮捕。今年4月の施行後、初めての適用。(毎日新聞)
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| 2002/11/23
皇族方の健康管理 |
<高円宮さま急逝>宮内庁に新たな課題 「皇族方の健康管理」
高円宮さまのあまりに突然の死は、皇族方を世話する宮内庁に「皇族方の健康管理」という新たな課題を突き付ける形になった。高円宮さまは男性皇族では秋篠宮さま、皇太子さまに次ぐ若さで、これまで健康問題が浮上したことはまったくなかっただけに、今回の死去は「虚を突かれた感じ」(宮内庁幹部)と受け止められている。 同庁は皇室全体の健康問題を大局的に見る立場として皇室医務主管を置き、さらに宮内庁病院が緊急時や初期医療の態勢を取っている。天皇、皇后両陛下、皇太子ご一家にはさらに専従の医者「侍医」を配置している。だが、他の皇族方には専従の医師はおらず、各宮家が独自の“ホームドクター”というべき医師やかかりつけの病院を探し、実際には宮内庁の配慮が及ばないケースが多い。 両陛下の場合は定期的に宮内庁病院で健康診断を行うなど、普段から健康状態に目配りする態勢になっている。各宮家の場合は、独自の判断にまかされており、高円宮さまがいつ、どんな健康診断を受けたかについて「把握していない」(宮内庁)という状態だ。 公務の遂行と皇族の健康問題は密接なかかわりがあるが、同庁幹部は「健康問題は、極めてプライバシーにかかわることなので、どこまで役所として関与すべきか非常に悩ましい問題だ」と話している。 【大久保和夫】(毎日新聞) [11月23日9時20分更新]
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| 2002/11/22
高円宮急逝&有罪判決 |
高円宮さま、29日に本葬=両陛下、皇太子ご夫妻ら弔問に
21日、スカッシュ練習中に倒れ、心室細動のため47歳で急逝された高円宮憲仁さまのご遺体は22日未明、入院先の東京都新宿区信濃町の慶応大学病院から港区元赤坂の高円宮邸に戻って安置された。一般の葬式に当たる「斂葬(れんそう)の儀」は29日、皇族の墓所である文京区大塚の豊島岡墓地で執り行われる見通しとなった。 高円宮邸ではこの日、同宮妃の久子さま(49)や3人のお子さまらがご遺体に付き添われ、深い悲しみに包まれた。午前中、天皇、皇后両陛下をはじめ、皇太子ご夫妻や秋篠宮ご夫妻、紀宮さま、常陸宮ご夫妻が次々に弔問された。また、皇居・宮殿では小泉純一郎首相らが弔問の記帳を行った。 宮内庁は同日、天皇陛下が21日から5日間、その他の皇族方が5〜90日間の喪に服すると発表した。 葬儀は皇室行事として先例に倣って実施される。宮内庁が詳しい日取りを検討しているが、ご遺体は「お舟入(ふないり)」と呼ばれる儀式で棺に納められ、その後、正式な通夜が行われる。29日の斂葬の儀では、久子さまが喪主を務める見通しだ。 (時事通信)[11月22日14時5分更新]
<牛肉偽装事件>雪印食品元部長ら5人に有罪判決 神戸地裁
雪印食品(4月末に解散)の牛肉偽装事件で、国のBSE(牛海綿状脳症、いわゆる狂牛病)対策の買い上げ制度を悪用し約1億9600万円をだまし取ったとして詐欺罪に問われた元本社ミート営業調達部長の畠山茂被告(56)ら同社元幹部5被告の判決公判が22日、神戸地裁であり、笹野明義裁判長はいずれも懲役2年、執行猶予3年(求刑はいずれも懲役2年)の有罪判決を言い渡した。 他の被告は、元本社デリカハム・ミート事業本部長付部長、広瀬正夫(55)▽元本社ミート営業調達部営業グループ課長、杉山静夫(51)▽元関西ミートセンター長、菅原哲明(48)▽元関東ミートセンター長、田崎祐輔(56)の4人。 判決によると、5人は輸入牛肉約30トンを国産牛肉に偽装。昨年11月、業界団体「日本ハム・ソーセージ工業協同組合」(本部・東京)に国産の買い上げ対象肉と偽って、正規の国産牛肉約250トンとともに買い上げさせ、今年1月、代金の一部をだまし取った。畠山、田崎両被告は役員への偽装の報告、杉山被告は偽装の最初の発案などの役割を担った。 5人は、一貫して起訴事実を認めていた。一方、同被告らが報告し、了承を得たとされる同社元専務の桜田弘巳(61)、元常務の井上正躬(まさみ)(60)両被告=詐欺罪で公判中=は「詐取したことも(畠山被告ら5被告と)共謀したこともない」と無罪を主張している。 【藤田文亮】(毎日新聞)[11月22日10時52分更新]
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| 2002/11/21
アムネスティ&ILO |
<名古屋受刑者虐待>アムネスティが政府に徹底調査要求
国際的な人権団体アムネスティ・インターナショナル(本部ロンドン)は20日、名古屋刑務所で起きた受刑者暴行事件と5月の受刑者死亡について、日本政府に「徹底的で公開された独立の調査」を求める声明を発表した。 声明は、受刑者の権利を保障するため日常的に刑務所の状況を調査する独立機関の創設も勧告。医師や精神科医をメンバーとし、受刑者と個別面談を認めるよう求めた。 また、日本の刑罰施設は秘密主義で受刑者虐待がはびこっていると批判。施設の係官は規則を恣意(しい)的、厳罰主義的に運用し、受刑者同士の会話や視線を合わすことすら許されないことが多いと指摘した。(ロンドン共同)(毎日新聞)[11月21日20時53分更新]
<ILO>日本の「公務員スト禁止」 見直し求め勧告へ
【ジュネーブ大木俊治】国際労働機関(ILO)理事会は21日、日本政府が閣議決定した公務員制度改革大綱は公務員の労働基本権を制約しているとして、見直しを求める勧告を採択する。勧告は公務員のスト権一律禁止など「日本の法律や慣行がILO条約に違反している」点を列記して改正を求めたうえで、政府に対し、労働側との「十分かつ率直で意味のある協議」を早急に行うよう求めており、公務員制度改革をめぐる国会審議にも影響を与えそうだ。 日本の公務員制度についてILOは65年の勧告でも問題を指摘したが、政府は許容される「各国の個別事情」を理由に改善措置を避けてきた。今回の勧告も強制力はないが、(1)進行中の制度改革を念頭に法改正を求めている(2)各国の個別事情よりも労働基本権原則の重さを指摘している(3)スト権禁止が可能な「例外」の対象を厳しく限定している――などの点で、以前より大きく踏み込んだ判断となっている。 具体的には消防・監獄職員の自主的な労働団体設立権や、軍・警察・中央官庁の行政官僚を除く公務員のスト権・団体交渉権を認めるよう明記。さらに、政府に今後の労働側との協議経過をILOへ報告するよう求め、「必要ならILO事務局の技術的な支援が得られる」と日本政府には屈辱的ともいえる文言も盛り込まれるなど、7日に提示された当初案より一層厳しい内容だ。 この問題は連合などが今年2月、公務員制度改革大綱が(1)労働側との十分な協議がなく決められた(2)現行の労働基本権制約が改善されず、代償措置である人事院の権限も縮小される――などとしてILOに提訴。ILOは政府の反論も踏まえて審議したうえで、連合など労働側の主張をほぼ全面的に認めた。(毎日新聞)[11月21日19時17分更新]
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| 2002/11/20
下方修正 |
<金融経済月報>景気判断、11カ月ぶりに下方修正 11月
日銀は20日発表した11月の金融経済月報で、「全体として下げ止まっているが、回復へ向けての不透明感が強まっている」と、景気判断を01年12月以来、11カ月ぶりに下方修正した。景気の現状への見方は前月と変わっていないが、輸出や生産の増勢鈍化や株価下落などを背景に、先行きに対する懸念を強めた。(毎日新聞) [11月20日19時20分更新]
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| 2002/11/19
ガンジー賞&TOPIX&ビンラディン |
<ガンジー賞>緒方貞子さんが受賞 難民問題に卓越した貢献
前国連難民高等弁務官の緒方貞子さんは19日、「難民問題への卓越した貢献」を評価されインディラ・ガンジー賞を受賞した。 ニューデリーのインド大統領官邸で行われた授賞式で緒方さんは「大変な光栄」と謝意を示し「多民族の大国インドはその経験を世界の安定化に生かすべきだ」と話した。 同賞はインドの故インディラ・ガンジー元首相を記念し、同記念トラスト(議長・ソニア・ガンジー国民会議派総裁)が毎年、平和や軍縮、人権問題、国際協調などに貢献した個人や団体に贈っている。これまでにゴルバチョフ元ソ連大統領や国連児童基金(ユニセフ)などが受賞。日本からは故大来佐武郎元外相が92年に受賞した。(ニューデリー共同)(毎日新聞) [11月19日23時32分更新]
TOPIX、バブル後安値下回る=平均株価も更新水準−東京株式市場
19日午前の東京株式市場では、前日の米株安に加え、金融システム不安から大手銀行株を中心に売り圧力が強まった。その結果、東証1部全銘柄の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)の午前の終値は、前日比10.59ポイント低下の813.25と、取引時間中のバブル崩壊後の最安値(814.70)を下回った。 一方、日経平均株価は同44円56銭安の8301円45銭と続落。今月14日につけた終値ベースでのバブル後の最安値(8303円39銭)を更新する水準で取引を終えた。 (時事通信)[11月19日13時5分更新]
テープはビンラーディンの声、米政府が事実上認める
【ワシントン18日=菱沼隆雄】マクレラン米大統領副報道官は18日の記者会見で、カタールの衛星テレビ局が国際テロ組織「アル・カーイダ」を率いるウサマ・ビンラーディンの肉声として12日に放送したテープについて、「100%確実ではない」と断りながらも「(テープは)本物であり数週間前に録音された」と述べ、テープの声がビンラーディンであることを事実上認めた。(読売新聞)[11月19日11時48分更新]
<ビンラディン氏>生存確認で二正面作戦に火種 ブッシュ政権
米ブッシュ政権が18日、ビンラディン氏の生存を公式に確認したことで、民主党は「対テロ戦争が不十分なまま、イラクとの戦争準備を加速させているのではないか」との批判を強める姿勢を見せている。対テロ戦争とイラク攻撃という「二正面作戦」の推進を目指す同政権にとって、新たな火種となりそうだ。(毎日新聞)[11月19日15時37分更新]
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| 2002/11/18
ラムサール条約&少年ジャンプ&飲酒運転激減 |
宮島沼と藤前干潟を登録=ラムサール湿地に−条約事務局
渡り鳥など水鳥の生息に重要な湿地を守るラムサール条約事務局(スイス)は18日、同条約の「国際的に重要な湿地」に宮島沼(北海道美唄市)と藤前干潟(名古屋市、愛知県飛島村)を登録した。登録されると、国は湿地の保全が義務付けられる。これで国内の登録湿地は計13カ所となる。 (時事通信) [11月18日17時5分更新] <少年ジャンプ>全米で26日から発売 月刊100万部目指す
日本で人気の少年漫画雑誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)の英語版月刊誌「SHONEN JUMP」の第1号が26日から全米で発売される。日本の人気漫画を英訳して米国内で出版している日系企業ビズ・コミュニケーションズ(本社サンフランシスコ)が18日発表した。 ビズ社が集英社と提携し、少年ジャンプに連載中か、かつて連載されていた漫画を選んで英訳。「ドラゴンボール」や「遊☆戯☆王」など計7作品を掲載する予定。第1号は計288ページ。月刊約25万部でスタートするが、3年以内に月刊100万部を目指す。 米著名書店のバーンズ・アンド・ノーブルやレンタルビデオ大手のブロックバスターのほか、ニューススタンドなどで販売。値段は1部4・95ドル(約600円)で、年間の定期購読(19.95ドル)も可能だ。(ニューヨーク共同)(毎日新聞) [11月18日15時20分更新] <飲酒運転>罰金値上げで、関西は大幅減少 兵庫では21%も
罰金が大幅に引き上げられた飲酒運転について、東京や北海道では3〜4割も検挙が増えているのに、近畿は奈良以外で軒並み減っていることが分かった。大阪では「信号無視」「スピード違反」は例年以上なのに、飲酒だけが減。特に、昨年ワースト3だった兵庫は、6139件と21.4%の大幅減となった。(毎日新聞) [11月18日15時3分更新]
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| 2002/11/17
うつ症&総会屋 |
<うつ症>「危険避け」「頼らぬ人」が発症しやすい 慶大調査
危険や損害を回避したい、人に対する愛着や依存が弱い。そんな性格が、うつ症状と深く関係していることが慶応大などの研究グループの調査で分かった。性格と環境要因との相互作用でうつ症状が起きるという。うつ病の治療法にも影響を与える成果で、米国の専門誌「モレキュラー・サイカイアトリー」の最新号に掲載された。(毎日新聞) [11月17日3時3分更新]
日本信販専務ら9人逮捕=総会屋に2835万円−議事進行に「謝礼」・警視庁
信販大手「日本信販」(東京都文京区本郷)の役員らが株主総会の円滑な議事進行に協力してもらった謝礼として、総会屋に現金約2835万円を提供したとして、警視庁捜査4課は16日、同社専務大塩善久容疑者(62)=神奈川県鎌倉市十二所=ら役員2人を含む同社の幹部8人を商法違反(利益供与)容疑で逮捕した。また、現金を受け取ったとされる総会屋の近藤喜久夫容疑者(60)=東京都杉並区西荻北=を同法違反(利益受供与)容疑で逮捕。関係先を家宅捜索した。17日、日本信販本社を捜索する。 (時事通信)
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| 2002/11/16
獅子座流星群&自動的定期昇給見直し |
「しし座流星群」18日からピーク…1時間に数十個?
昨年秋に大出現した「しし座流星群」が、今年も今月18―20日にピークを迎える。夜半から未明にかけて、東の空のしし座付近にある「放射点」から四方八方に流れ出す流星が、条件が良ければ1時間当たり数十個ぐらい見えそうだ。 流星群の本当のピークは、日本時間で19日午後1時ごろと同午後7時半ごろの2回だが、日本では1度目は昼間、2度目もしし座が地平線の下で観察しにくい。そのため、流星の量が多く、しかも、しし座が天にのぼって観察しやすい条件を満たすのは、19日を中心とする3日間の夜半から未明になる。欧州西部やアフリカ北西部、米国中西部では、昨秋のように1時間当たり数千個の大出現になると予想されている。 和歌山県美里町の、みさと天文台の矢動丸泰(やどうまるやすし)研究員は「予想外にたくさんの流星群が見られるかも知れない。期間中はぜひ夜空を見上げてほしい」と呼びかけている。(読売新聞)[11月16日23時10分更新] <給与>自動的な定期昇給見直し 特別昇給は廃止の方向 東京都
東京都は15日、昇給制度を来年度から大幅に見直す方針を固めた。年1回の自動的な定期昇給を改めるほか、25年の永年勤続表彰を受けた職員に対する特別昇給を廃止する方向で検討しており、都によると全国初の取り組みという。公務員制度改革の議論が進む中、ほぼ同じ制度を持つ国や他の自治体に影響を与えそうだ。(毎日新聞)
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| 2002/11/15
iSeePet&10月倒産負債額戦後2位 |
ご主人いなくともお腹すかないワン?
NTTエムイーは15日、外出先からパソコンや携帯電話でインターネット接続して、自宅にいる小型犬などのペットにエサを与えることができるシステムを発売した。筒型の自動給餌機(きゅうじき)に内蔵したカメラでペットの様子も「ライブ映像」で確認できる。初日だけで予想を上回る約30件の申し込みがあったという。 開発したシステムは「iSeePet(アイシーペット)」で、あらかじめ数日分のエサや水を蓄えておき、ネットによる遠隔操作でペットの様子を見たうえでエサを与える仕組みだ。エサの時間とわかるようメロディーを流す工夫もした。 システムを開発したソフトウエア会社の女性社員らは、“癒やし効果”を狙って会社内で犬2匹を飼っていたが、「心配で外出できない」という悩みから、このアイデアを思いついたという。 装置本体を含む設置費用17万4800円、月額利用料3900円で、1年で150セットの販売を目指している。(読売新聞) [11月15日19時22分更新] 10月の企業倒産、負債総額は戦後2番目
民間信用調査機関の帝国データバンクが15日発表した10月の全国企業倒産集計(負債1000万円以上)によると、ゴルフ場などの大型倒産が相次いだことから、負債総額は前年同月比79・9%増の1兆9269億円と、10月としては2000年(8兆5611億円)に次いで戦後2番目の高水準となった。 10月は、ゴルフ場経営のエスティティ開発が今年最大の負債4922億円で倒産するなど、負債1000億円以上の大型倒産が2件発生した。上場企業の倒産も、東証1部上場のニツセキハウス工業(175億円)など3件起きた。 倒産件数は、同10・7%減の1706件だったが、小売業(253件)、サービス業(213件)、不動産業(89件)はいずれも今年最悪で、個人消費の低迷を裏付けた。中でもサービス業は、1968年の集計開始以来、2001年11月の222件に次ぐ過去2番目の多さだった。(読売新聞)[11月15日19時22分更新]
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| 2002/11/14
連日の更新&基本理念&にがりに抗がん成分&インタビュー記事に動揺&希望降格 |
連日のバブル後最安値更新8303円39銭
14日の東京株式市場は、景気の先行きに対する不安感や金融危機再燃を懸念する見方が広がって、大手銀行株に売り注文が相次いだのをきっかけに幅広い銘柄が売られ、ほぼ全面安の展開となった。 東証株価指数(TOPIX)の終値は前日比12・54ポイント低い823・89、日経平均株価(225種)が同135円13銭安の8303円39銭となり、ともにバブル経済崩壊後の終値での最安値を下回った。日経平均は2日連続の最安値更新となった。第1部の出来高は7億800万株。 午後に入ってから、大手銀行株のほか、不動産、建設株などが大きく値を下げた。 一方、大量の国債を保有する銀行が、株価急落による経営悪化を受けて国債を売却するのではないかとの見方から、東京債券市場では国債が売られ、長期金利の代表的な指標である10年物国債の流通利回りは、前日の終値に比べて0・06%高い1・01%に急上昇(国債価格は急落)した。(読売新聞)
<教育基本法>基本理念に「愛国心」 初改正へ中間報告 中教審
教育基本法の見直しを検討してきた文部科学相の諮問機関「中央教育審議会」(鳥居泰彦会長)は14日、同法の改正を求める中間報告を遠山敦子文科相に提出した。現行の教育基本法は「新時代を切り拓(ひら)く日本人」を育成する理念や原則が不十分だと指摘し、基本理念として公共心や道徳心、郷土や国を愛する心を盛り込むよう提言した。国民から意見を求め、来春をめどに答申をまとめる方針で、戦後教育の理念を支えてきた「教育の憲法」が、初の改正に向けて大きく踏み出す。 教育基本法は国家主義的思想を含む教育勅語を否定し、民主的で平和的な社会を築く教育を実現するため、1947年に制定され、55年間、国の教育の理念的な柱となってきた。 中間報告は、現在の日本で若者が夢や希望を持ちにくく、社会の構成員としての責任意識の欠如などが目立つと指摘。一方で、経済のグローバル化によって世界規模の競争が激化し、日本社会が危機に直面しているとの認識を示した。日本人の潜在力を呼び覚まし、自信を持って新時代に立ち向かう力を与えるため、教育にも根本的な改革が必要だとして、基本法の改正を求めた。 新たな教育目標として「新しい時代を切り拓く心豊かでたくましい日本人」の育成を掲げ、基本理念に「伝統、文化の尊重」「郷土や国を愛する心」を持つこと、「公共」に主体的に参画する意識、生涯学習社会の実現などを加えることを求めている。 一方、「個人の尊厳」「真理と平和」「人格の完成」など、現行法の理念は尊重するとし、伝統、文化の尊重や国を愛する心も、国家至上主義や全体主義的なものでないとくぎを刺した。 このほか、教員の使命感や責務、家庭の果たすべき役割や責任、学校・家庭・地域の連携協力について新たに規定することも求めた。 また、「教育重視のメッセージを国民に伝え、説明責任を果たす」ため、政府が教育目標などを「教育振興基本計画」として策定するよう提言。これを基本法の中に位置づけるよう求めた。基本計画は計画期間を5年とし、いじめや校内暴力の半減や高校卒業段階で英語で日常会話ができることなど、具体的な政策目標を例示した。 文科省と自民党は、教育基本法改正案を来年の通常国会に提出したい考えだが、公明党が慎重なため、与党内調整は難航も予想される。 【澤圭一郎】(毎日新聞)
<にがり>成分に抗がん作用 熊本県立大教授ら解明
天然塩に含まれる「にがり」成分に抗がん作用があることを、熊本県立大学の奥田拓道教授(生化学)らの研究グループがマウスの実験で明らかにした。副作用はほとんどなく、研究が進めば、がん治療への応用も期待できるという。那覇市で15日から始まる日本体質医学会で発表する。 同大や愛媛大などの研究によると、「サルコーマ180」というがん細胞を腹部の皮下に移植したマウス30匹に、天然のにがり成分0.5ミリグラムを薄めた液を1日1回、14日間、経口で与えた。15日目にがんの状態を調べたところ、にがり成分を与えなかった別の10匹に比べ、がんの成長が3分の1以下に抑えられていた。 従来の抗がん剤を使用したときのような免疫機能障害や体重減少などの副作用はほとんどなかったという。今回の実験ではがんの成長を抑制するメカニズムは分からなかったが、研究グループは、神経や免疫のシステムを増強させ、結果として抗がん作用につながっていると考えている。 にがりは、海水から取れる天然塩から塩分を抜いた残りの成分で、いわば副産物。マグネシウムやカリウムなどのほか、約60種類の微量ミネラルが含まれ、豆腐を作るときに使われる。昔から天然塩の生産が盛んな地域では切り傷、すり傷の消毒、皮膚病の治療などにも利用されてきたという。 【江口一】(毎日新聞)
<拉致被害者>夫と子供のインタビュー記事に曽我ひとみさん動揺
週刊誌「週刊金曜日」の今週号(15日発売)に、北朝鮮の拉致事件被害者で新潟県真野町の曽我ひとみさん(43)の平壌にいる夫と子供にインタビューした記事が掲載されることが分かった。同誌の記者が14日朝、曽我さん方を訪れ、記事を見せるなどした。曽我さんは動揺し、同日予定していた行動をキャンセルした。(毎日新聞)
<希望降格>校長、教頭を一般教諭に 高知県教委
高知県教委が来春の異動から公立小中高校(市立高校を除く)の校長、教頭らを対象に、希望すれば一般教諭などに降任できる希望降格人事制度を導入することが13日、分かった。「自分は管理職に向かない」と悩んだり、早期退職するケースがあったことなどから、人材を有効に活用するための対策として検討していた。県教委によると、東京都と北九州市が既に導入している。 校長は教頭・教諭▽教頭は教諭▽事務長(県立学校のみ)は主任に、それぞれ降格を申し出ることができる。来春の希望者は来年2月末までに降任希望届を提出すれば、採否を判断する。 管理職の仕事に悩んだり、適性に欠けたり、家庭の事情で続けられない場合、これまでは退職するしか道がなかったが、大崎博澄・県教育長は「『現場に戻って子どもと接したい』という声も尊重して、選択肢を広げることにした」と話している。 【柴崎達矢】(毎日新聞)
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| 2002/11/13
交通事故死者&株安&警戒水域&GDP |
交通事故死者、7000人超える=過去最も遅いペース−警察庁
今年の交通事故による死者が12日に7000人を超え、7016人となったことが13日、警察庁のまとめで分かった。死者数は昨年同期より364人少ない。 7000人突破は昨年より13日遅く、過去最も遅いペースとなっている。昨年の交通事故による死者は8747人で、20年ぶりに9000人を下回った。警察庁は現在のペースを維持できれば、年間の死者数は過去最低だった1979年の8466人を下回る可能性もあるとしている。 (時事通信)
<東証>日経平均、バブル後最安値更新 終値8438円52銭
日経平均株価の終値は、前日終値比26円25銭安い8438円52銭と、先月10日に付けた終値ベースのバブル経済崩壊後の最安値を1円10銭下回り、約1カ月ぶりに更新した。TOPIX(東証株価指数)の終値も、3.19ポイント安い836.43と、バブル後最安値835.61の目前まで下落した。(毎日新聞)
「景気は警戒水域に」=経済界
7−9月の実質GDP(国内総生産)が3期連続のプラス成長となったが、経済界は13日、「足元の景気は再び警戒水域に近づきつつある」(日本経団連の奥田碩会長)、「減速が認識され、今後は予断を許さない」(経済同友会の小林陽太郎代表幹事)など、一様に厳しい景況認識を示している。 (時事通信)
7―9月期GDPが0・7%増加、年率換算で3%増に
内閣府が13日発表した国民所得統計速報によると、7―9月期の国内総生産(GDP、季節調整値)は、物価変動の影響を除いた実質で4―6月期に比べ0・7%増加、年率換算で3・0%増加した。 3・四半期連続のプラス成長で、景気は2002年1―3月期を底に、緩やかな回復を続けていることが確認された。ただ、4―6月期まで景気をけん引してきた輸出の伸びは鈍化しており、景気の回復力は弱く、経済の先行きに対する不透明感が増している。 7―9月期を需要項目別に見ると、これまで急速に伸びてきた輸出が、アメリカ経済の失速懸念などを背景に0・5%の小幅増に止まった。一方、輸入は1・8%増加したため、輸出から輸入を引いた外需の寄与度はマイナス0・1%となった。 内需は、GDPの6割近くを占める民間最終消費支出(個人消費)が、通信や小型車で増加したほか、9月の連休が好天に恵まれるといった要因もあり、娯楽サービスなどへの支出が堅調で、0・8%増と4・四半期連続でプラスとなった。設備投資は0・9%減と、2・四半期ぶりにマイナスに戻った。 住宅投資は0・2%減、公的固定資本形成(公共投資)は1・6%減となり、成長率を押し下げた。 物価の動きを総合的に示すGDPデフレーターは、前年同期比で1・6%下落した。18・四半期連続で下落しており、物価が持続的に下落するデフレに歯止めがかかっていない状況だ。物価変動の影響を含む名目GDPは、前期比0・3%増となっている。 2002年度の政府見通し(内閣府試算)である0・2%は、10―12月期と来年1―3月期が、ともに1・4%減でも達成できることになる。 また、今回、2002年1―3月期は0・0%減のマイナス成長から0・2%増に、4―6月期は0・6%増から1・0%増にそれぞれ上方修正された。(読売新聞)
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| 2002/11/12
黄砂&学力テスト&別人&ドミノ肝移植 |
<黄砂>九州中心に西日本一帯で観測 11月では6年ぶり
九州を中心に西日本一帯で12日午前、春に見られることの多い黄砂が観測された。福岡管区気象台によると、11月に観測したのは96年以来6年ぶりという。 黄砂は中国大陸の黄土地帯や砂漠地帯の砂が強い風によって巻き上げられ、西風に乗って日本列島に飛来する現象。中国大陸の雪解け後に起こることが多い。 同気象台によると、この日は九州のほぼ全域や広島市、松山市、京都府舞鶴市など西日本の広範囲で観測された。北海道付近の低気圧に向かって中国大陸から西風が吹いており「大陸で砂が巻き上げられたのと西風のタイミングが合った」(同気象台)という。福岡市では午前7時の視界が8キロになったが、航空機などへの影響はなかった。 【西川拓】(毎日新聞)
<学力テスト>文科省が高校対象に40年ぶり実施
高校の学習指導要領の内容がどれだけ身に着いているかを調べる文部科学省の全国学力テストが12日、実施された。高校での学力テストは1962年度以来40年ぶり。 全国から無作為抽出された国公私立高校約1400校で、同日一斉に行われ、対象は高校3年の約10万5000人。国語、数学、英語、物理、化学、生物、地学の7科目の中から、履修状況に応じて1〜3科目のテストを受ける。東京都内の高校では、午前10時半から生徒が50分間の国語の問題に取り組んだ。 結果は来秋に公表予定で、全国状況のみの分析をする。調査結果を指導方法や学習指導要領に反映させる考えで、結果公表後には、各学校や教育委員会も同じ問題を利用して、生徒の学力をはかることができるようにする。来年度は地理歴史と公民を実施する予定。 【澤圭一郎】(毎日新聞)
北朝鮮拉致の「松木さん遺骨」は別人
1980年に欧州で拉致され、北朝鮮側が「死亡」と伝えてきた松木薫さん(拉致当時26歳)について、政府調査団が先月持ち帰った「遺骨」を鑑定した専門家と内閣府の「拉致被害者・家族支援室」の担当者が11日夜、「別人の骨と結論づけた。 43歳で死亡とされた松木さんより20歳以上年上の60代の女性の可能性が高い」と松木さんの親族に伝えた。 これまでも、北朝鮮側の説明には数多くの疑問点が指摘されていたが、科学的根拠に基づいて、矛盾点が明確になったのは初めて。政府はこの結果を踏まえ北朝鮮に対し抗議、再調査を求める方針。 親族によると、調査団メンバーの橋本正次・東京歯科大講師が、持ち帰った遺骨数片の中から、上あごの左側犬歯部分の骨について、松木さんの姉2人の歯のレントゲン写真と照合して比較。さらに、薫さんの年齢に相当する平均的日本人とも比べた。その結果、〈1〉歯が歯茎から露出している部分が、他の親族や同世代の平均に比べて大きい〈2〉犬歯そのものの大きさも、親族らに比べて小さすぎる――ことなどが分かり、松木さんの骨ではないと結論づけた。橋本講師は、読売新聞の取材に、「断片的に残っていた他の骨など、その他の身体的特徴と合わせて松木さんよりも20歳ぐらい高齢の女性の骨である可能性が高い」と話した。 政府は警視庁科学捜査研究所などに依頼し、遺骨のDNA鑑定を進める一方、先月下旬から、橋本講師らに、薫さんの姉2人から歯やあごの骨が写ったレントゲン写真を取り寄せるなどして、解剖学的見地からの鑑定も進めていた。DNA鑑定については今月5日、骨が2度火葬されているために判定できないとの結論が下されていた。 松木さんは熊本出身で、スペイン留学中に、「よど号」グループの妻らと接触し、北朝鮮に拉致された。 政府調査団に対する北朝鮮側の説明によれば、80年夏に欧州で拉致された松木さんは、96年8月23日、咸鏡南道のトチョル峠で、交通事故に遭い、死亡したとされる。遺体は土葬され、事故場所に近い遺体安置所に収容された。その後、洪水で墓が流されたため、松木さんの遺体と思われるものを回収し、いったん火葬。その後、日朝首脳会談の開催が発表された8月30日、2度目の火葬をした後、平壌市内の共同墓地に埋葬されたという。 北朝鮮は政府調査団に対し、この骨については「火葬状態などから当人の遺骨に近いと判断した」と断定は避けていた。一方、橋本講師も現地で「複数の人物が混じっているようでもある」と指摘していた。 今回の鑑定結果を受け、薫さんの弟、信宏さん(30)は「この結果が出るまではずっともやもやとした不安な気分だったが、別人の骨ということが分かり、薫が生きているという確信がより強くなった。一刻も早く助けてあげたいという気持ちだ」と話している。(読売新聞)
<脳死移植>北大の脳死ドミノ肝移植終了 岡山大の肺移植も
北大病院で行われていた国内初の脳死からのドミノ肝移植手術は12日朝までに終了した。川崎医科大病院(岡山県倉敷市)で脳死と判定された女性の肝臓が北大病院の40代の男性患者に移植され、この患者から摘出された肝臓が50代の男性患者に移植された。一方、岡山大病院で行われた20代女性への肺の移植も終わった。(毎日新聞)
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| 2002/11/11
減点でなく加点を&心筋梗塞の遺伝子 |
「減点でなく加点で評価を」=ノーベル賞の田中さんら、科技会議で
ノーベル賞の受賞が決まった島津製作所フェローの田中耕一さんと小柴昌俊東大名誉教授が11日、首相官邸で開かれた総合科学技術会議に出席し、受賞理由となった研究成果について説明した。田中さんは終了後、緊張した表情で「自分の研究がうまくいったのは、5人のチームワークが良かったから。チームワークは日本の良いところだが、減点主義は良くない。褒めること、加点主義が大事と申し上げた」と話した。 (時事通信) [11月11日21時3分更新] ノーベル賞受賞が決まった小柴昌俊さんと、田中耕一さんの2人が11日、総合科学技術会議に招かれ、自らの体験に基づいた意見を、議長の小泉純一郎首相らに伝えた。小柴さんは「人類の知的財産を蓄積する基礎研究も忘れず応援してほしい」と要望。 田中さんは、「大きな成果を上げるには、加点主義が大切」と話した。(毎日新聞)
<心筋梗塞>発症にかかわる遺伝子を発見 理化学研究所と大阪大
心筋梗塞(こうそく)の発症にかかわる遺伝子を理化学研究所と大阪大の研究グループが見つけた。この遺伝子が特定の型の場合、発症率が通常に比べて約1.8倍高くなるという。治療や予防法の開発につながる成果で、11日付の米科学誌「ネイチャー・ジェネティクス」電子版に掲載された。 研究グループは、心筋梗塞患者1133人とボランティアを募って集めた1006人から血液を採取し、1万3738種の遺伝子について、塩基配列の違いを比較した。 心筋梗塞患者では、血管の炎症などにかかわっているLTAという遺伝子の塩基配列が通常とは一カ所違っている人が19%いた。ところが、ボランティアでは12%しかいなかった。 LTAの塩基配列にこのような変異がある場合は、心筋梗塞の発症確率が通常の1.8倍になるという。 変異のあるLTAの働きは活発で、血管を詰まらせやすいらしい。 【田中泰義】(毎日新聞)
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| 2002/11/10
大胆予測 |
「政界再編は来年9月、総選挙なしにある」−。石原慎太郎東京都知事は10日、フジテレビの報道番組で、政局の動向について大胆な予測を明らかにした。 (時事通信)
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| 2002/11/9
自転車タクシー&窃盗団 |
排ガスを出さず、環境にやさしい乗り物として話題の「自転車タクシー」10台が東京都の南青山や表参道で運行を始めた。ケヤキ並木を走るカラフルな屋根付き三輪自転車に魅せられる人は多く、週末は大忙しだ。初乗り料金は大人300円、子供200円で近距離は一般のタクシーより安い。(毎日新聞)
東京都内で、中南米系外国人による窃盗事件が急増している。警視庁は今年29人のコロンビア人を窃盗容疑で逮捕したが、都内には100人を超える同国人らの窃盗グループがいるとみている。金融機関で客の注意をそらした間に現金などを盗む「途中狙い」が目立っていたが、新たに空き巣専門の自称コロンビア人も逮捕した。(毎日新聞)
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| 2002/11/8
移築断念 |
皇后陛下のご実家、旧正田邸(東京都品川区東五反田5)が解体されることに対して保存運動が高まっていたが、宮内庁の羽毛田信吾次長は8日、移築を希望していた長野県軽井沢町の佐藤雅義町長に「皇后陛下は建物の保存をお望みでない」と、皇后陛下の意向を伝えた。同町長は移築断念を表明した。 旧正田邸は1933年ごろの建設で、皇后陛下がこの家から嫁いで行かれたことで知られる。相続に伴い旧大蔵省に物納され、解体されることが決定していた。しかし、1万人を超える解体反対署名が集まり、同邸周辺には多くの人が訪れるようになった。8日午前には解体業者が工事辞退を財務省に伝えていた。 財務省はこの日夕、当初の予定通り今月中旬に解体し、来年2月に一般競争入札で土地を売却することを明らかにした。一方、地元の高橋久二・品川区長は、この土地を買い取り、公園にしたいとの意向を表明した。(毎日新聞)
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| 2002/11/7
夫が「危険因子」!&旧正田邸 |
女性にとって一番の“危険因子”は配偶者――愛媛大医学部のグループがお年寄りの死亡関連要因をまとめ、発表した。調査は松山市に近い農村地区で行い、死亡につながるハイリスク因子を探った。男性では「配偶者がいない」「糖尿病で治療」などがリスクに挙げられ、女性は「配偶者がいる」がただ一つのリスクだった。(毎日新聞)
東京都品川区にある皇后陛下の実家「旧正田邸」の移築に、長野県軽井沢町が名乗りを上げる。相続に伴って財務省に物納され、今月中に取り壊される寸前。天皇、皇后両陛下ゆかりの同町が近く同省に引き取りを申し入れる。佐藤町長は「軽井沢は皇室や正田氏ゆかりの町。ぜひ町で保存したい」と話している。(毎日新聞)
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| 2002/11/6
タンポポ |
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明治時代に入ってきたとされるセイヨウタンポポなどの外来種と日本在来種のタンポポの雑種ができ、既に国内のほとんどの地域に分布していることが6日、環境省生物多様性センター(山梨県富士吉田市)の調査で分かった。首都圏など大都市周辺に自生するタンポポの9割近くは雑種の可能性が高いという。(毎日新聞)
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| 2002/11/5
学費滞納&カエル胚 |
長引く不況を背景に私立高校の学費を3カ月以上滞納している生徒が、1校あたり平均13.5人いることが8日、全国私立学校教職員組合連合(谷正比呂委員長)の調べで分かった。親のリストラや倒産、死亡などが理由として挙げられ、子供たちの教育に深刻な影響を与えていることが浮き彫りになった。 調査は、同連合の組合員がいる私立中学、高校を対象に実施し、25都道府県235学園(高校235校22万6850人、中学93校3万8722人)から回答を得た。 9月末現在で、3カ月以上滞納している生徒は高校で3175人、中学では221人。中学高校と連続して学費を支払えずに42カ月滞納しているケースもあった。1年以上の滞納生徒がいる高校は30校、中学も8校あり、経済的理由で4月以降に中退した生徒は、高校で125人、中学は1人だった。 滞納や退学の理由としては「父親の失跡」(東京)や「夜逃げ」(石川)などが報告され、保護者死亡の例も7件あった。 【澤圭一郎】(毎日新聞)
カエルの胚から取り出した未分化な細胞を使い、試験管の中であごの骨を作ることに東大大学院総合文化研究科の浅島誠教授のグループが成功した。あごや歯の再生につながる成果で、7日付の「米科学アカデミー紀要」電子版に掲載された。実験は神奈川歯科大の古江美保講師、広島大の岡本哲治教授らと共同で実施した。(毎日新聞)
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| 2002/11/4
拉致家族&地震、火山、ナマズ・ネット |
北朝鮮による拉致事件で、実家のある福井県小浜市に帰国中の地村保志さん(47)富貴恵さん(47)夫妻が「日本に子どもを引き取って面倒を見たい」と話していることが4日、父保さん(75)の話で分かった。夫妻は3日に面談した安倍晋三・官房副長官にも「一日も早く子どもを帰国させてほしい」と訴えている。 関係者によると、安倍副長官は北朝鮮との交渉が長期化する可能性があることを伝え、「子どもたちの生活は大丈夫ですか」と夫妻に尋ねた。保志さんらは「お金も渡してあり、生活の心配はない」と答え、日本に帰国させるよう訴えたという。保さんら家族には「引き取って面倒を見たい」とはっきり意思を伝えているという。 【根本毅、日野行介】(毎日新聞)
南米エクアドルからの報道によると、同国の首都キトの東約100キロにあるレベンタドル火山が3日午前7時半(日本時間同日午後9時半)ごろ噴火し、周辺住民約3000人が避難し、キトの町は火山灰に覆われた。同火山の噴火は76年以来。噴火はしばらく続く模様で、キトの国際空港は無期限閉鎖された。(毎日新聞)
米地質調査所によると、米アラスカ州アンカレジ北方約430キロのマッキンリー山中で3日午後1時12分(日本時間4日午前7時12分)ごろ、マグニチュード(M)7.9の大きな地震が起きた。アラスカ津波警報センターによると、津波は観測されなかった。州警察当局には人的被害の報告は入っていない。(共同)(毎日新聞
4日午後1時36分ごろ、九州地方を中心に地震があり、大分県蒲江町などで震度5弱を観測した。気象庁によると、震源地は宮崎県日向市の東沖約20キロで、震源の深さは約35キロ、地震の規模を示すマグニチュードは5.7と推測される。1週間以内に震度3〜4の余震が起きる可能性があるという。津波は起きなかった。(毎日新聞)
4日午前4時14分ごろ、宮城県沖を震源とする地震があり、同県桃生町で震度3を観測した。気象庁によると、震源の深さは約50キロ、マグニチュードは4・9と推定される。そのほかの各地の震度は次の通り。 ▽震度2 宮城県古川市、石巻市、気仙沼市、岩手県大船渡市、陸前高田市(読売新聞)
地震の直前に騒ぐといわれるナマズを使った全国の観測ネットワーク構想を、大阪大大学院理学研究科の池谷元伺教授(量子地球物理学)らのグループが、11日から横浜市で始まる日本地震学会で発表する。ナマズは、地震の前に地殻が徐々に壊れる時に発生する電磁波をキャッチするといわれる。研究グループは「迷信を科学の目で見直したい」と話し、ナマズ観測ネットへの高校などの参加を呼びかけている。 昔は、地下で大ナマズが騒ぐために地震が起きると信じられ、1855年の「江戸地震」では地震直前に「川で騒いでいた」と記録されている。1995年の阪神大震災の前も、動物の異常行動が多く報告された。 池谷さんらは、こうした話を科学的に確かめるため、97年からナマズの24時間観測を始めた。大阪府豊中市にある大学の研究室内で、3匹のナマズを三つの水槽に入れ、CCD(電荷結合素子)カメラで撮影。ナマズが基準以上に動くと、その画像と時刻を自動記録するシステムを作った。 その結果、鳥取県西部地震(00年10月、マグニチュード<M>7・3)では、地震の8日前にナマズの活動が急増。芸予地震(01年3月、M6・7)でも、地震前日に活動量が増えた。M4、5級でも、震源が研究室から約20キロ以内だと、異常行動が観測された。 地震で、ひずみがたまった地殻が壊れる時、パルス状の高周波が瞬間的に発生するといわれるが、この電磁波を研究室で測定したところ、ナマズの異常行動とほぼ同じ時刻に、瞬間的に急上昇することが分かった。 ナマズは、微弱な電気を感じる能力が一般の魚の100万倍もある。研究グループは、ナマズの動きが活発になるのは、地震直前の電磁波に反応するためとみている。 ナマズ観測ネットは約20キロごとの観測地点が目標。教育効果も考え、全国の高校を中心に、大学や中学校などの参加を求める。池谷さんは「観測地点を増やして客観的なデータを蓄積するとともに、高校生に地震や防災の問題を身近に感じてもらいたい」と話す。水槽、コンピューター、カメラなど含めて約15万円で観測できるという。 問い合わせは、研究グループの浅原裕さん(asa・pumice.ess.sci.osaka―u.ac.jp)へ。 【永山悦子】(毎日新聞)
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| 2002/11/3
石炭税 |
経済産業省は2日、現在無税となっている石炭エネルギーに対する新税創設について、1トンあたり700円前後の課税率で来年10月から実施する方針を固めた。税収は600億円程度となる。 同時に、1トンあたり720円の液化天然ガス(LNG)への課税を1100円強、同670円の液化石油ガス(LPG)を1200円強に引き上げる。経産省が検討してきた「エネルギー特別会計」見直しの一環で、財務省と協議したうえで年内に正式決定する。 石炭税は、発電用に石炭を購入している電力会社や海外から輸入している商社が課税の対象となる。税収の一部を地球温暖化防止などの環境対策に使う。 ガスに対する課税引き上げは、石油税が1キロ・リットルあたり2040円と、負担がひときわ重くなっている現状を是正する狙いがある。経産省は同時に、電力消費に課される税金(電源開発促進税)を引き下げ、エネルギー関連税の財布となっている「エネルギー特別会計」全体では税負担を同じにする。この結果、主要エネルギーでは、原子力発電が最も税負担が軽くなる。(読売新聞)
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| 2002/11/2
木枯らし1号 |
日本列島は2日、西高東低の冬型の気圧配置が強まり、東京で木枯らし1号が吹いた。また朝方の気温も冷え込み、東京・大手町で午前6時23分に、平年より1・6度低い10・3度を記録した。 気象庁によると、同日午前3時51分ごろ、東京・大手町で最大瞬間風速19・4メートルの北西の風を観測。昨年(11月6日)より4日早い、木枯らし1号となった。 連休中の各地の天気について、三陸沖と北海道の北に発達中の低気圧があることから、同庁では3日以降、日本列島の広い範囲で不安定になると見ており、強風や高波に対する注意を呼びかけている。(読売新聞)
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| 2002/11/1
10月最後の週のニュース |
10月26日
民主党の石井紘基衆院議員(61)が東京都世田谷区代沢の自宅玄関前で、男に刺殺された事件で、石井議員と面識のあった右翼団体「守皇塾」の伊藤白水代表(48)が26日、警視庁に出頭した。伊藤容疑者は「自分がやった」と供述しており、警視庁北沢署の合同捜査本部は同日、殺人容疑で逮捕状を請求し、逮捕する方針。捜査本部は動機などを追及する。 調べによると、伊藤容疑者は25日午前9時35分ごろ、石井議員の自宅前で待ち伏せし、自宅玄関を出たところで石井議員の胸などを刃物で刺し、失血死させた疑い。 これまでの調べで、伊藤容疑者は横浜市内に住所を置く右翼団体「守皇塾」を主宰。月に2、3回、石井事務所を訪れ、周辺に「石井議員と金銭トラブルがある」と話していたことが分かっている。また、体格や年齢が犯人と似ており、普段からバンダナを使用していたことから、捜査本部は伊藤容疑者の所在確認を急いでいた。 捜査本部は、伊藤容疑者と石井議員との間のトラブルの内容や、殺害の動機などを追及する。 捜査本部は26日早朝から、殺害現場となった石井議員の自宅の現場検証を行った。(毎日新聞)
10月27日 [モスクワ 26日 ロイター] チェチェン武装勢力がモスクワ市内の劇場に700人以上の人質を取って立てこもっていた事件で、人質の死者が90人を上回った。 ロシアの各通信社が、保健省の発表として報じた。 当局は当初、人質67人が死亡したと発表していた。 救出者のうち40人以上は、ロシア特殊部隊が突入直前に使用した特殊ガスによる中毒症状のため、病院に収容された。(ロイター)
成田空港内の京成・東成田駅と千葉県芝山町の芝山千代田駅間2.2キロを結ぶ「芝山鉄道」が27日朝、開通した。新東京国際空港公団や千葉県、航空会社などが共同出資する第三セクターが運営。同駅から京成・押上まで最短80分、同・上野まで90分で結ぶ。空港周辺市町村の地域振興策として期待されている。(毎日新聞)
10月28日 過去最多の7選挙区で争われた衆参統一補選は27日投票、即日開票の結果、与党3党が衆院新潟5区、大阪10区、福岡6区、参院千葉、同鳥取の5選挙区を制し、目標だった「勝ち越し」ラインを超す5勝2敗の成績を収めて勝利した。野党陣営は、衆院山形4区での1勝にとどまり、衆院神奈川8区では、「脱既成政党」を掲げた無所属の新人、江田憲司氏(46)が、与野党の公認候補を破った。「政治とカネ」の不祥事や「保守分裂」の影響が焦点だったが、与党は小泉人気や公明党・創価学会の組織票で乗り切った。投票率参院千葉で24.14%の低さだったほか、最高でも参院鳥取の56.35%にとどまり、7選挙区とも前回選挙の投票率を大幅に下回った。 (毎日新聞)
25日フジテレビで放送された「スクープ!時と海を越えて…へギョンさんから横田夫妻へ 独占“涙のメッセージ”」の平均視聴率は26.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。横田めぐみさんの娘、キム・へギョンさん(15)のインタビューを中心に構成され、午後9時から約2時間にわたり放送された。(毎日新聞)
関東地方は28日、この秋一番の冷え込みとなった。気象庁によると、東京の最低気温は平年より2.2度低い10.5度で、11月中旬並みだった。晴れ間が広がり、都内から冠雪した富士山が見えた。富士山測候所によると、山頂の気温は氷点下13.5度。26センチの積雪。現在7〜8合目より上が雪に覆われている。(毎日新聞)
【ローマ井上卓弥】イタリア南部シチリア島のエトナ火山(3323メートル)が27日、噴火した。流れ出した溶岩のため、北斜面プロベンツァーノのスキー場(標高2200メートル)のロッジなど2棟が焼けたほか、広範囲で山林火災が続いている。 溶岩流は標高2400メートル付近の複数の亀裂から噴き出し、3方向に向かって流れ出し、南斜面では昨年夏の噴火で大きな被害を受けたサピエンツァ避難所(同1900メートル)付近に達した。南東にあるカターニア空港は同日、噴煙による視界不良と降灰のため閉鎖された。 エトナ山は欧州最大の活火山として知られ、92年の大噴火後、数カ月から1年の周期で活動を活発化。山ろくではここ数日、100回を超える弱い地震が続いていた。一部の集落では住民の避難も始まっているが、溶岩流の速度は遅く、けが人などは出ていない。(毎日新聞)
10月29日 冬型の気圧配置が強まった影響で29日、関東地方や長野県の山沿いを中心に初雪に見舞われた。長野県大町市では10月としては88年以来14年ぶりに雪が積もり、積雪18センチを記録。同県と群馬県境の浅間山(2568メートル)では初冠雪を観測した。 紅葉の見物客でにぎわう栃木県日光市の奥日光では、湯元温泉街は10センチ近い積雪に覆われ、男体山(2484メートル)は冬景色に包まれた。那須町の茶臼岳山ろくの那須高原有料道路では、除雪車が初出動した。 また、群馬、新潟県境の谷川岳(1977メートル)でも、初の雪景色となり、谷川連峰の一ノ倉沢では、紅葉の見物客が真っ白に覆われた岸壁をカメラに収めていた。(毎日新聞)
あらゆる細胞になる人間の胚(はい)性幹細胞(ES細胞)から人体の組織を作る研究について、文部科学省の専門委員会は29日、慶応大医学部、東京大医科学研究所、東京大医学部の3機関が申請していた計画を条件付きで承認した。ヒトES細胞の利用が認められたのは今年4月の京都大の研究に続くもので、これで計4件となる。 慶大医学部の計画では、米国か豪州から輸入したES細胞を神経幹細胞に成長させる。これをさまざまな神経細胞に分化させる方法を開発し、ラットやマウスの脳に移植する。パーキンソン病やアルツハイマー病の治療に役立つと期待される。専門委は、ES細胞の分化を促すための遺伝子を組み込むことについて、学内の委員会から認可を得ることを条件に、研究計画を承認した。 東大の2機関は、米国で作成されたES細胞を輸入し、あらゆる血液細胞に成長する造血幹細胞を作る。白血病など血液疾患の治療に役立てる。専門委は、審議内容の一部について学内の委員会から改めて承認を得ることを条件とした。【田中泰義】(毎日新聞)
産業技術総合研究所(茨城県つくば市)と東京大は29日、昆虫のゲノム(全遺伝情報)の中に共生細菌の大きなゲノムの断片が入り込んでいることを発見したと発表した。ゲノムの中の遺伝子は親から子へと伝わるのが一般的だ。細菌間では種の壁を越えて「水平転移」が起きているが、単細胞生物である細菌から多細胞生物である昆虫への水平転移が自然界で起きたことが確認されたのは世界で初めてという。 東京大大学院総合文化研究科大学院生の今藤夏子さんと産総研生物機能工学研究部門の深津武馬主任研究員らの研究チームは、多くの昆虫の細胞の中に生息する共生細菌のボルバキアのゲノム断片が、その宿主の一つで貯蔵小豆の害虫として知られるアズキゾウムシのX染色体上に入り込んでいることを発見した。国内各地のアズキゾウムシを調べ、ほとんどに転移が見られた。研究成果は29日付の米科学アカデミー紀要に発表された。 人を含む高等生物も、腸内や環境中の微生物から遺伝子を取り込む可能性があることを示唆しており、生物の進化や、遺伝子組み換え生物を利用する際のリスク評価などに影響を与える可能性があるという。 【中山信】(毎日新聞)
10月30日 アザラシ「ウタちゃん」が現れた宮城県歌津町で30日、アザラシシンポジウムがあり、約100人が訪れた。ウタちゃんにあやかったまちおこしが狙い。プレゼントの写真はがきを手に参加者は「ウタちゃんを名誉町民に」。今ごろ北の海で涼しい顔? の主人公をよそに、ボルテージは上がるばかりだ。(毎日新聞)
10月31日 日朝国交正常化交渉の日本側代表団の鈴木勝也担当大使らは31日、東京都内のホテルで、拉致被害者の家族らに交渉結果を報告した。鈴木大使は家族全員の帰国日程が決まらなかった点について「粘り強く交渉していく」と述べ、引き続き日程確定を朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)側に求めていく考えを強調した。(毎日新聞)
プロ野球日本シリーズで読売巨人軍の日本一が決まった30日夜、都内のデパートなどでは早速、優勝記念のイベントが行われ、街は祝賀ムードに包まれた。31日から、全国のデパートやスーパーなどが一斉に優勝記念セールを始める。 東京・銀座の百貨店プランタン銀座の店頭には、九回になると巨人ファンら30人ほどが集まり、優勝の瞬間を待った。日本一が決まると、同店が用意したワインが一斉に開けられ、万歳とガッツポーズが繰り返された。会社員佐々木謙一さん(39)は「まさか4連勝で決まるとは。3試合連続で猛打賞の二岡選手の勢いにあやかりたい」と、“勝利の美酒”に酔いしれた。同店では31日午前9時半から、再び店頭でワインを振る舞う。 イトーヨーカドーグループは全国でセールを実施。松井選手の背番号55にかけて、55円、550円、5500円などの特価品を用意する。グループのセブン・イレブンも全店で一部商品の割引を行う。 三越は全国の60店舗と、海外の10店舗で一斉にセールを開始。東京・日本橋本店では、原監督の背番号83にちなんだ1983年産ワインセットなどを販売。日本シリーズを制して巨人ナインに胴上げされる原監督の写真をあしらった記念テレホンカードの予約販売も行われる。 ビックカメラでは一部店舗を除き、店員がジャイアンツの法被を着て祝賀ムードを盛り上げ、“福袋”などを販売する。 また、ジャイアンツの本拠地・東京ドームでは、11月4日に入場無料のイベントを開催。スピードガン・コンテストや、巨人のマスコットキャラクター・ジャビットの写真撮影会などが行われる。 日本一記念のパレードは11月4日に東京・大手町―銀座の間で行われる。(読売新聞)
11月1日 宇宙論で有名な英国のホーキング博士がかかっていることで知られる、運動神経が徐々にマヒして死に至る難病「筋委縮性側索硬化症(ALS)」の進行を、「肝細胞増殖因子(HGF)」を使って抑えることに大阪大の船越洋・助教授や中村敏一教授、東北大の糸山泰人教授らの研究チームが動物実験で成功した。 HGFは中村教授らが発見。肝臓に限らず、細胞死を防ぐ能力が大きいことがわかり、グループは、神経細胞の死滅を防ぐ作用もあるのではないかと考えた。 ALSの原因とされる遺伝子を神経細胞に組み入れたマウスと、神経細胞がHGFを出すよう遺伝子を操作したマウスを交配し、ALSの遺伝子を持ち、HGFを出すマウスを作製。ALSの遺伝子だけを持つマウスは、8か月後に神経細胞の数が40%に減り、歩行困難になったが、HGFも出すマウスでは70%が残り、運動能力にほとんど変化はなかった。寿命もHGFを出すマウスの方が約1か月長く、人間で言うと6年ほど長命だった。 ALSの患者は日本だけで約5000人。進行を抑える手段は、なるべく体を動かすことぐらいしかない。船越助教授は「運動機能を保ちながら延命する効果が認められた。他の神経難病でも研究を進めたい」と話している。(読売新聞)
【ローマ井上卓弥】イタリア南部で31日午前11時40分(日本時間同日午後7時40分)ごろ、マグニチュード(M)5.4の強い地震があった。ANSA通信によると、震源に近いモリーゼ州カンポバッソ市に近いサンジュリアーノディプーリアで2階建ての幼稚園が崩壊し、3〜6歳の園児ら約50人が下敷きとなり少なくとも子供5人が死亡した。子供と教師2人の計20人が救出されたが、8人は重体という。 また別の住宅の崩壊現場で女性1人の死亡が確認され、死者は少なくとも6人に上っている。地元の消防隊員が、幼稚園のがれきの中に閉じ込められた園児らを救出する作業を続けているが、がれきの下からは子供たちの悲鳴が聞こえるという。 崩壊した幼稚園は1953年に建設された古い建物だったという。 震源はナポリ北東約100キロ地点。地元テレビによると、同町では少なくとも数棟の建物が全半壊し、地震に驚いた住民が通りに逃げ出して一時パニック状態となった。 イタリア南部では、シチリア島のエトナ火山が27日に噴火するなど、各地で火山活動に伴う地震が続いていた。(毎日新聞)
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