M's talk
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2010/9/29  神田憲行さん
    先日スポーツライターの神田憲行さんとお会いした。ご存知のかたはいると思うが、『ドキュメント〈横浜vs.PL学園 〉』(朝日新聞出版)、 『ベトナム・ストーリーズ』(河出書房新社)、 『八重山商工野球部物語』(ヴィレッジブックス (ソニー・マガジンズ)、『97敗、黒字。 楽天イーグルスの一年』(朝日新聞出版)、『ハノイの純情、サイゴンの夢』神田憲行(講談社文庫)、『ヴェトナムへ行こう!!』(朝日ワンテーママガジン)、『サイゴン日本語学校始末記』(潮出版社)などの著者である。この出版した本のリストをみると、スポーツライターでありながら、ベトナムを愛し、東南アジア情勢をいつも危惧しているルポライターでもある。
  7、8年前、「高校野球の変わった監督」という特集を週刊朝日で取り上げてくれた。その後親しくさせて頂いている。高校野球を色々な視点で見られているライターであり、話を伺うといつも感心する。春の館山合宿に来てくれて夜のミーテングで部員に話をしてくれたのも懐かしい思い出である。神田さんのベトナム関連の本や八重山商工、楽天イーグルスの本を読んでいていつも思うのは、人間がそこにはいて、どんな思いがそこにはあるか綴った文章がそこにはある。ちょっと野球を知っているかの如く文言を並べる薄っぺらい(ごめんなさい・・)スポーツ新聞の記者より数段野球を愛し、人間を愛しているような気がする。
しかし昔、神田さんが週刊誌に取り上げてくれた「高校野球界の変人監督(宇宙人)」はその後全員甲子園に出場している。これは驚きである。

2010/9/26  習志野戦
  練習漬けと雨のために、秋の大会が終わった後は全く練習試合ができなかった。今日は久しぶりの遠征オープン戦で千葉の習志野高校にお邪魔した。

2年前の秋の関東大会決勝以来の対戦だった。素晴らしいグランドと施設はうらやましい。やはり大勢の部員の練習に苦労されていた。しかし沢山の練習スペースをフル稼働できるのは、やっぱりうらやましい。(しつこいけど…)

今日のメンバーは基本練習だけを見て選抜した。梅澤、大西、宇津木などの新顔2年生がスタメンになったり、秋は色々と試してみたい。斎藤大輝が久しぶりぶりに好投。夏の前の切れが戻ってきた。やはり1年生左腕の舟波もいいピッチングだった。1年生田邊もレギュラー争いに加わってきそうだ。試験が終わり1年生は切れが出てきたのは何故だろう。

2010/9/21  集団的腰ぬけ状態
    テレビで歌謡曲アイドル歌手変遷の歴史をやっていた。先日新聞の政治欄にも全く同じことが書いてあった。歌謡曲もAKB48やジャニーズの様に集団で売り出して個人が責任を負わないようにしている。馬鹿みたいに大勢で学芸会みたいに唄ったり踊ったりして、それを喜んで観ている神経がオジサンには全く分からない。「一人で勝負しないのかい?」という気持ちが強い。
  政治の世界も民社党が全員野球なんて言っているから気持悪い。小沢待望論が出てくるはずだと思った。事を進めようと思ったら半分は反対派。強引に行くと独裁政権になるが、そのくらいの強さが求められると思う。とにかく調整能力があれば事足りるリーダーの時代は終わりにして欲しい。我が野球部からそんな強力なリーダーが出ないかななどと時々思う。「尖閣諸島問題」もどこも中国の反応を恐れて中核の話を避けて通っている。「観光客が来ない」なんて2次的な問題だ。軸をぶらさないで、正しいと思う事を、言いたい事を言う政治家が待ち望まれる。マスコも相変わらず日和見主義の塊りだ。コメンテータも押尾裁判の時は偉そうにコメントするくせに、『この時期観光客が減りますね』とかお茶を濁している。自分の意見をはっきりさせてみろ。『中国が正しい、あのような抗議行動が起こって当然だ』か『日本の措置が正しいと思う、中国よ。ちょっとおかしくないか?』のどちらかしかないのではないか。前原外務大臣が一番わかりやすい。(さすが京大野球部出身)堂々と意見を言えないマスコミに振り回されている情けない日本にまたまた寂しい思いを募らせている。反響や影響ばかり気にして、集団で行動し、一人では思っている正論も言えない日本人。芸能界もスポーツ界も一緒かもしれない。経済問題より深刻な日本の大問題かも。

2010/9/20  ミニキャンプ
  準々決勝に残れない悔しさを胸に試験が終了した次の日からミニキャンプを張っている。朝から暗くなるまで基本練習を繰り返している。3連休の3日間みっちり練習して分かってきた事も沢山ある。多くの選手の特徴も分かってきた。大変有意義な3日間だったと思う。準硬式野球部がリーグ戦で1日グランドが使えたのもついていた。

練習内容はキャッチボール、徹底したスイング、ゴロ捕りの基本、外野手の背走、投手フィールディング、ランニング、ウェイトトレーニングなど冬季に行うような単調な長い練習である。実戦ばかりを重視してきたが、この時期の基本練習の反復は大切だと再確認できた。来春、来年の夏にほころびが出ないように、このミニキャンプを頑張ろう!

2010/9/17  元気元気
  長かった期末試験も終わり部員は久しぶりにグランドに集合した。明るい笑顔が嬉しかった。(試験結果は心配だけど)大掃除の後、全員でランニング、トレーニング、キャッチボール、ペッパーとじっくり時間をかけて行なった。キャッチボールでは選手の欠点がよくわかった。負けて分かる事も多いと痛感した今日の練習だった。明日から10月始めまで基本を徹底する。
試験中やることがないので本を読み漁っていた。以前ここで紹介した、NHK教育テレビで放映していた内容が本になった。ハーバード大学のマイケル・サンデル教授の『JUSTICE(正義)』(邦題は『いまここで正義の話しをしよう』とか長い、冴えないから忘れた)ハーバードの授業内容が感動的な本になって出版された。書店で正面平積みになっていてビックリ。もう一冊は『超訳・ニーチェの言葉』これも考えさせられる人生の指南書である。この2冊は負けて落ち込んでいた心にエネルギーをくれた。

2010/9/15  反省
    負けて黙っているのも情けないのでちょっと独り言。部の掲示板に監督辞任の書き込みがあり、親しい友人から沢山の電話があった。まぁこんな時は友人に感謝。しかし監督にいつまでもしがみつく気はないが、慶應の監督として(1)後任にしっかりバトンタッチできる状況にして繋いで辞める(これも繋ぐ野球か)(2)今頑張っている選手に迷惑を掛けない。の2つが絶対条件である。でも今度の辞任ガセネタは色々な事を考えさせてくれて感謝(?)

   しかし高校野球は生き物であり、チームを育てていくのは本当に難しいと痛感した。確かに公立に2敗(この書き方も誤解されて、すぐお叱りを受けるけど、僕は公立出身ですからバカにしているはずがないのです)するとは思ってもみなかった。しかしこの5日間じっくり考えてみると、やっぱりこの数年間、毎シーズン結果を出そう出そうとしてきたツケが回ってきた気がする。選手の適正や伸びてきた選手の見極めもせずに特に秋は選抜に行こうと促成栽培を行って秋の大会を戦ってきた。一昨年は突貫工事で日本一になったから余計二匹目、三匹目のどじょうを求めてきたのかもしれない。しかしこの秋のコンバートはきつかったが長い目でみればプラスに向かうと思う。

  この秋の公式戦を冷静にみるとこの5年間導入してきた打撃方法が完全に崩れている事がわかる。試合試合の為にウェイトトレーニングも疎かだし、圧倒的に基本練習が足りない。『ガ〜ン』と頭を叩かれたような試合であった。これは監督の責任以外何物でもない。基本のない選手に応用編をやらせてきたようなものだ。足し算ができない奴に微分積分をやらせた。中学生にTimeを読ませているようなものだ。有難いことに時間がある。じっくり練習を皆でやりたいと思う。

2010/9/12  夏に向けてがんばろう
  ご期待に応えられなくて、申し訳なく思っています。選手は試験勉強との両立に苦しみながらも頑張ってやってくれました。ここ数年毎シーズン大きな期待をかけていただいて嬉しく思っていますが、今年のチームはちょっと時間が必要です。谷田、三宮など主力との差がまだあり、本番でなかなか機能しないチームでしたが、ポテンシャルは十分あります。来春までじっくりと育てて、必ず優勝戦線に踊りでます。伊場主将の代の秋は百合ヶ丘に負けて翌年の春優勝。関東ベンチ4。そこを目指します。

昨晩親しい記者の方から電話を頂いた。『上田さん辞任するって掲示板にありますけど、嘘ですよね』と言われた。相変わらずネット社会はいやらしい人間が繁殖している。僕もコーチも夏に選手たちにいい思い出を作ってあげるために全力を尽くします。

2010/9/5  スペシャル
   お子様ランチチームも公式戦を経て少しは形になってきたかな。来週は試練の3,4回戦。選手も試験で勉強大変。こっちも試験問題作成、採点、成績付けで大忙し。お互いアマチュア野球精神で乗り切ろう。「・・・があったから」なんて言い訳は無用。男は黙って勝負しよう。そして短い時間でもいい練習してうまくなろう。
 等々力球場横のうどん屋さんは御贔屓だ。本当にスペシャルはうまい!おじさんに「慶応は等々力球場では負け知らずだね」と言われ「冷やしスペシャルうどん」がさらにうまく感じた。

2010/9/2  斑目くん
    抽選も決まったが全く秋の県大会とは関係ない嬉しいお話だから書きます。まさか今日書くとは思っていないでしょう。これでもうしばらくお別れかな。
   斑目陽一という野球部3年生がいる。中等部から来て投手として活躍しくれた。残念ながら最後のベンチ入りは果たせなかったが、彼のおかげで何度もチームは救われた。度胸と制球力とフォークボールが素晴らしかった。また彼は投手チーフでまとめ役をやってくれた。しかし斑目といえば「ウエイトトレーニング」だった。1年生のころに指を骨折してその治療期間に宮畑会長のサンプレイに通ったのが始まりだった。サンプレイでレベルの高いウエイトトレーニングを教えてもらってから、彼のウエイト魂が燃えあがり、「ウエイトトレーニング命」の野球選手になった。「試合前はあまりやらない方がいいぞ」と忠告しても、彼にとってウエイトをやらない野球人生はありえなかった。まあ物凄い体を作り上げた(もちろん野球もそのお陰でいい投球ができた)。
   先日サンプレイの宮畑会長からお電話をいただいた。「斑目君をボディビルディグの大会に出します。本人もその気で頑張っています。」という内容だった。僕にとっては「やはりそうなったか」と思い、あまり驚かなかった。我が慶應高校はウエイトトレーニングをトレーニングの中心に置いている。夏休みの試合また試合の日程では中々時間がとれないが、年間を通じたウエイトトレーニングが特徴である。下積みから這い上がってきた選手はみな「ウエイトトレーニングオタク」である。現在フジテレビで活躍をしている、萩原元コーチも現役終了後にボディビルディグの東京大会に出場した。部員全員で応援に行き、「萩原さんデカイ!」と応援の声を掛けた。ボディビルディグの大会は客席から「・・・さんデカイ!」と声をかける。
 

2010/9/1  9月1日防災の日をもって
  1日1300人の御愛読をしていただきましたこのM's Talk。北は旭川の先生、南は沖縄の野球関係者の方々に『毎日チェックしてます』なんて言われちゃったものだから木に登っちゃって毎日書き続けてきました。公式戦で負けた日も、手術後も、朝まで飲んだ日も、熱があっても、テストの採点があっても書き続けてきました。しかし本日防災の日9月1日をもって年中無休開店をやめさせて頂きます。理由は(1)9月はちょっと公務と野球が忙しい。(2)自分のネタを自分で読み返して面白くない。切れがない(3)ブログを毎日やり始めて自分が10年くらい続けている日記がおろそかになっている。(4)毎日書き始めて『くじ運』が悪い(笑)

よってまた『気が向いたら書くよ』方式に切り替えたいと思います。そうは言ってもまた毎日書いてしまったりするのが上田式。『公に書いているのだから、責任をもってしっかり』とお叱りも多いのですが、『間違えたら後で訂正します。すいませんが』『読まなくていいですよ。誰がそんなルールを決めたの?』が自分勝手のコンセプトです。お許しください。また新鮮なネタを用意いたします。

Days-Board Ver.1.4

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